玉野市で進化する乳幼児健診のデジタル化
岡山県玉野市において、母子モ株式会社が提供する「たまの子育てアプリ」での乳幼児健診の申請率が94.1%に達するなど、デジタル化が進展しています。この取り組みは、保護者や自治体職員の負担を大幅に軽減し、よりスムーズな健診運営を実現しています。
母子モ株式会社は、子育て関連事業をデジタル化する「子育てDX」を通じて、2025年3月から「乳幼児健診サービス」を導入。これにより、利用者はアプリを使って問診票を申請できるようになりました。2025年4月に行われた乳児健診の申請率は94.1%、3歳児健診は93.3%と、高い利用率を記録しています。
このアプリによって、忙しい保護者でも時間や場所に縛られずに手続きを行うことができ、手書きの負担も大幅に軽減されています。さらに、自治体側でも紙のカルテを待つことなく、複数の担当者が同時に問診票を確認・入力できるようになり、業務が円滑に行われています。
デジタル化の利点
このデジタル化による具体的な効果は多岐にわたります。まず、保護者や保健師の記入内容に基づいた個別対応が可能となり、健診の質が向上します。また、健診後には保健師間での情報共有がデジタル化され、親子の状況把握がしやすくなることで、適切な支援を検討することが容易になります。
さらに、会場での紙の問診票の取り違えや情報漏えいのリスクを低減し、個人情報の管理も安全になります。過去には紙のカルテの紛失や取り違えが問題視されていましたが、これらの人為的ミスを防ぐことが期待されています。
母子モ社の取り組み
母子モ社は、2020年7月から玉野市にて母子手帳アプリ「母子モ」を展開し、2024年10月には子育てイベントのオンライン予約サービスを提供するなど、子育て世帯の利便性向上に努めています。これらの取り組みは、子どもを産み育てやすい環境の整備を目的としています。
代表取締役の荻田貴光氏は「今後も玉野市へサービス提供を通じて、さらに利便性を向上させ、より良い子育て環境の構築を目指していく」と語ります。
結論
玉野市での乳幼児健診のデジタル化は、保護者と自治体の双方にとって大きな利点をもたらしており、これからの子育て支援の一つのモデルケースとして注目されています。デジタル技術の活用により、子どもの健診がよりスムーズに行われる未来が期待されます。