元・物語コーポレーション会長の芝宮良之氏がProud Partners顧問に就任
東京都新宿区に本社を構える株式会社Proud Partnersが、元・株式会社物語コーポレーションの会長、芝宮良之氏を顧問として迎えることを発表しました。芝宮氏は、外食業界において直面している人材の定着や採用の問題に対して、実践的な解決策を打ち出すことを目的としています。
芝宮良之氏の経歴
芝宮氏は1977年、デニーズジャパン株式会社に入社し、店舗運営や人材育成の現場を経験。2010年には物語コーポレーションの取締役に就任し、さらに2018年に専務取締役、代表取締役会長を歴任しました。自身の豊富な経験を基に、人材戦略を駆使して企業の成長を支えてきた実績があります。2025年にはProud Partnersの顧問に就任し、さらなる革新を目指します。
外食業界が抱える課題と芝宮氏の思い
芝宮氏の就任を受けての背景には、外食業界が抱える人材の採用・定着の課題があります。従来の採用基準は「日本語を話せるか」という点が最優先されており、志望動機や業務理解といった重要な要素が見逃されがちです。この結果、早期離職の問題が生じているのです。実際、日本経済新聞による報告では特定技能で採用された外国籍人材の約3分の2が早期退職をしているとのことです。
この状況を打破するために、芝宮氏はProud Partnersの「ハイクラス人材」スキームに共感しました。現場での実践を通じてその効果を体感し、今回の就任はそのスキームを外食業界で新たな採用基準として広げていくための第一歩です。
Proud Partnersの取り組み
Proud Partnersは、採用後の定着を促すために、全ての就労者に対して月に1回の簡易メンタルチェックを実施しています。チェック結果は、業務負担や人間関係、ストレス、生活習慣などの4項目をスコア化し、個別対応を行うことで、早期フォローを実現しています。この取り組みによって、離職率を8%未満に抑え、快適な職場環境の構築に寄与しています。
新しい基準づくりに向けて
「ハイクラス人材」とは、外食業界でのキャリア形成に強い意志を持つ人材であり、大学でマネジメントを専攻しているか、有名店での経験を持つ外国籍の人材です。彼らは「日本で働きたい」という価値観を持っており、唯一のハードルは日本語の習得です。この課題も、Proud Partnersの独自カリキュラムによる6ヶ月間の指導で克服可能であり、実際に学んでいる人材の自己紹介動画も公開されています。
今後の展望
今後、Proud Partnersは芝宮氏の顧問就任を契機として、外食業界の採用および定着のあり方を根本から見直します。「日本語が話せるか」ではなく、「この業界で働きたい」という意志を持った人材を育成し、活かすための新しい採用のスタンダードを創り出していくことを宣言しています。
本件に関するお問い合わせは、株式会社Proud Partners広報担当までご連絡ください。詳細情報は公式ウェブサイトをご参照ください。