東京都中小企業振興公社が開催する新技術創出交流会2025の詳細と参加登録方法

東京都中小企業振興公社が提供する新技術創出交流会とは

2025年10月23日と24日の2日間、東京都八王子市に位置する東京たま未来メッセにて開催される「新技術創出交流会2025」は、都内の中小企業やスタートアップが、大手企業と技術連携することを目指したマッチングイベントです。特に、オープンイノベーションに積極的な大企業との商談機会を創出することが、このイベントの大きな目的となっています。

エントリー企業募集について

この交流会に参加するためのエントリーは、2025年6月18日（水）まで行われています。参加する中小企業やスタートアップには、参加費が一切かからず、興味ある技術を持つ企業はぜひこの機会を利用してほしいと思います。実績として、2024年度には496社の中小企業がエントリーし、235社の大手企業と367の部門が参加しました。

新技術創出交流会の特徴

1. PR機会の拡大

参加企業は、「技術アピールシート」を提出し、それが新技術創出交流会に参加する大手企業に限定公開されます。このことで、200社以上の大手企業に対して自社の技術や製品をPRすることができるため、非常に価値ある機会です。

2. ニーズマッチング型個別面談

交流会では、大手企業から面談のオファーを受けた企業のみが参加できる「ニーズマッチング型」の個別面談が行われます。これにより、大手企業のニーズに特化したマッチングが行われ、新たな市場への参入や成長産業への進出が期待されます。なお、大手企業から面談オファーがない場合は、個別面談会および製品展示会への参加はできませんので、事前の申請が重要です。

3. 経験豊かなコーディネーターのサポート

事前に大手企業のニーズをヒアリングし、面談時に円滑な進行をサポートする専門のコーディネーターが摂ります。技術や製品に関わる深い知識を持ったプロフェッショナルたちが待機し、参加企業の期待を裏切らない支援を行います。

4. 製品展示会の開催

交流会のもう一つの大きな特徴として、「製品展示会」が同時開催される点が挙げられます。来場者との商談機会があり、大手企業との面談後に展示ブースで製品を実際に見せることで、さらに効果的なアピールが行えます。他の出展企業とのビジネス交流の可能性も広がります。

5. 全て無料

参加費用や出展費用は全て無料で提供されます。さらに、交流会以外の日程での面談機会である「随時マッチング」や「大学・研究機関マッチング」も利用可能で、長期的なメリットも得られるでしょう。

参加対象企業について

新技術創出交流会2025にエントリーするためには、いくつかの条件があります。東京都内に事務所を有する中小企業であること、会期中の個別面談に参加できること、成長産業分野への進出を目指すこと。そして、大手企業からの共同開発や試作品発注に対して自社技術で対応できる意向があることが求められます。

対象分野には、加工業、電気・電子、光学、システム・ソフトウェア、材料、評価・検査、そしてAIやIoTなどが含まれています。