Axcxept株式会社が画期的なAIモデル「EZO-8B」の無償β版を発表

Axcxept株式会社が新たなAIモデル「EZO-8B」を無償β版として発表

Axcxept株式会社は、AI技術の新たな標準となるべく、8Bパラメータの大規模言語モデル「EZO-8B」のクローズドβテストを近日中に開始することを発表しました。このモデルはわずか24GBのRAMで、Gemini 2.5 FlashやGPT-4oと同等のマルチタスク性能を実現しており、業界に大きなインパクトを与えそうです。

1. 画期的なモデルの概要

EZO-8Bは、Axcxept株式会社が独自の強化学習手法を用いて開発したモデルで、OpenAIのAPIとの互換性が特徴です。特に、Deep-Thinkによる高精度な推論が可能であり、マルチターンの会話もスムーズに処理できるのが魅力です。これまでのモデルと比較して、長考が必要なタスクでも高い精度を維持することができます。

また、このモデルは以下の主要な特長を持っています：

- Gemini 2.5 Flash級のマルチタスク性能
- 深い推論を支えるDeep-Think技術の採用
- OpenAIのAPIと互換性のあるインターフェース

2. ベンチマーク結果

新しいモデルの性能を確かめるためのベンチマーク結果も注目されます。EZO-8BはMT-Benchで9.08、JMT-Benchで8.87を記録し、業界標準とされるモデルと比較しても遜色ない結果となっています。

モデル名	MT-Bench	JMT-Bench
----	--	---
EZO-8B	9.08	8.87
Gemini 2.5 Flash	9.26	9.12
GPT-4o	8.96	8.61

この結果は、同一環境での評価を基にしており、業界での競争力がかなり向上していることを示しています。

3. βテストへの参加方法

無償βテストへの参加は、先着順で30名の枠が設けられています。申し込みは専用のWebサイトから行うことができ、所定のフォーマットに必要事項を記入して送信するだけで完了します。24時間以内に招待コードと認証情報が送付されるので、手続きもスムーズです。

- 申し込みサイト: こちら
- チャットUI: こちら
- 利用規約: こちら

4. 今後の展望

Axcxept株式会社は、今後も日本発の高品質かつコスト効率の良いLLMエコシステムを築くとともに、企業のAI導入をサポートしていく方針を示しています。CEOのコメントによると、このファインチューニング技術を他の企業にも展開することにより、国内のAI活用の次のステージへ進むことを目指しています。

Axcxeptは2023年に設立され、北海道札幌市に拠点を置く企業です。今後の技術革新に期待がかかる中、EZO-8Bがどのようにビジネスシーンを変えていくのか、注目が集まります。