別府の隠れた温泉文化を体験する新プラン
大分県の別府温泉には、豊富な湧出量と多様な泉質を持つ温泉が点在しています。その中でも、地元の人たちに愛される「ジモ泉」と呼ばれる共同温泉は、観光客にはあまり知られていない穴場スポット。2025年12月1日から2026年11月30日までの期間、温泉旅館「界 別府」ではこのジモ泉を楽しむための新しいプラン「別府レトロ湯めぐり旅」を提供します。
ジモ泉とは?
別府温泉には、100か所以上の「ジモ泉」と呼ばれる共有の温泉があります。これらは、同じく温泉好きな地元の人々にとってなくてはならない場所であり、その文化や入浴方法は地域密着型。プランでは、実際に地元の人から学び、入浴方法を習得することで、普段は行きづらいというイメージを払拭します。
プランの内容
このプランの大きな特徴は、何よりも「手ほどき&ジモツアー」です。チェックインの後、温泉のエキスパートであるスタッフから直接ジモ泉の入浴方法や文化を学ぶことができます。その後は、実際に地元へ出向き、さまざまな温泉を楽しむことができるのです。
また、「ジモ泉のおとも」として、入浴に必要なアイテムが揃ったセットが提供されます。湯桶、石鹸、タオルなどの必需品が含まれ、ジモ泉のルールを記載した手ぬぐいも特徴的です。これにより、初めての物件でも安心してジモ泉を楽しむことができます。
浴後には、界 別府のオリジナルジモビール「YUAGARI PILS」と、地元産の臼杵煎餅を使ったアイスを堪能。オーシャンビューの客室から眺める絶景を楽しみながら、至福のひと時を過ごすことができます。
歴史あるジモ泉
プランで訪れることのできるジモ泉には、歴史ある温泉もたくさんあります。特に「竹瓦温泉」や「紙屋温泉」は、長い歴史を誇る名湯です。竹瓦温泉は1879年に創設され、昭和初期のイメージを色濃く残す建物。紙屋温泉は飲泉もできる貴重な泉源で、地域の人々に長年愛され続けています。「渋の湯」にも行くことができ、メタけい酸を豊富に含む独特の泉質を体験できます。
滞在スケジュールと料金
プランは全2日間で構成され、温泉だけでなく、地域の文化を楽しむプログラムが組まれています。1日目にはスタッフからの指導を受け、ジモツアー、温泉街の散策、夜の温泉街を楽しむイベントなど、盛りだくさんの内容です。2日目は再度ジモ泉を訪れ、充実した朝食の後にチェックアウトを迎えます。料金は5,000円(宿泊費別)で、定員は1日5組の特別なプランです。
まとめ
「別府レトロ湯めぐり旅」は、歴史と文化に触れながら日本の温泉を心ゆくまで楽しむ絶好の機会です。温泉の多様性と、地元の風景を一緒に楽しむことができるこのプランで、心と体を癒す旅に出かけてみてはいかがでしょうか。