エスエムオーと早稲田大学共同研究、マイ・パーパスを探求する新たな試み

タイトル

イントロダクション

エスエムオー株式会社と早稲田大学の大野研究室が、個人の生きがいである「マイ・パーパス」に関する共同研究をスタートさせました。この研究は、企業のパーパス主導型の経営やマーケティング、ブランディング、さらには人材採用において、統計的手法や数理解析、シミュレーションなどを駆使して、個人の自己実現を支援し、組織の活性化を図ることを目的としています。

背景

これまで多くの企業が「パーパス」を明確に掲げていますが、その理念が従業員一人ひとりの行動にまで浸透することは容易ではありません。最近では、「マイ・パーパス」を明確にすることで、従業員が主体的に行動し、より良い結果を生む可能性が示唆されています。エスエムオーと大野研究室の共同研究は、企業が採用の段階で自社の目的に共鳴する人材をどのように集められるかを探るための重要な一歩です。

研究内容

今回の共同研究では以下の三つのポイントに焦点を当て、進めていく予定です。

1. 企業と個人の合致性の検証

企業のパーパスと個人のマイ・パーパスの一致が、就職応募意欲にどのように影響を与えるか明らかにします。これは、学生が魅力的に感じる企業とそうでない企業との違いを探る上で重要な要素となります。

2. 新たな採用手法の模索

既存の採用の仕組みを基に、パーパスを社員に浸透させる新しい手法を開発します。この手法により、自社の目的に共感できる人材を効果的に集めることが目指されます。

3. 成果測定の指標開発

マイ・パーパスと企業のパーパスとの合致が、学生に与える共感度と応募意欲の影響を定量化し、学術的な根拠を築くことを目指します。

共同研究の意義

この共同研究は、企業がパーパスに基づいた採用処理を行うことを可能にし、個人の自己実現と企業へのエンゲージメントを高めるための新しい道筋を提供します。
エスエムオー株式会社のパーパス・コンサルタントであるジャスティン・リーは、「就職活動における学生のマイ・パーパスの研究は未開拓の領域であり、新たな知見を得ることを期待しています」とコメントしています。