セミナーの概要
製造業における情報セキュリティリスクは、外部からの攻撃のみではなく、内部からの脅威も増加しています。2024年1月にIPAが発表した「情報セキュリティ10大脅威」では、内部不正による情報漏洩が第三位に位置付けられ、多くの企業がこの問題に直面しています。今回のウェビナーでは、特に3DCADに対するIRMソリューションを取り上げ、内部不正から企業の機密情報を守るための方策を説明します。
製造業のセキュリティリスクとは
製造業における情報セキュリティは、外部攻撃だけでなく、社内の人的要因によるリスクも考慮する必要があります。特に、元社員による機密情報の持ち出しや、産業スパイによる情報漏えいは現実的な脅威であり、企業はこれに対策を講じることが求められています。インターネット上の情報漏えいに関するニュースが増え、企業の信頼性にも影響を与えています。
内部不正の難しさ
一般的な情報セキュリティ対策では、アクセス権の設定が行われます。しかし、正規のアクセス権を持つ者による不正行為も多く、これに対応することが容易ではありません。実例として「手土産転職」などと呼ばれる、元社員が持ち出した機密情報を新しい職場で使用するケースが増加しています。最近では、アルプスアルパインの元社員が技術情報を転職先に持ち出した容疑で逮捕されるなど、大きな問題となっています。
IRMの重要性
IRM(Information Rights Management)技術は、ファイルを暗号化することで情報漏えいを防ぐ方法として注目されています。IRM技術を使用することで、持ち出された場合でも情報を閲覧できないように設定することが可能です。しかしながら、この技術には対応可能なアプリケーションが限られており、特に3DCADについては対応プロダクトが少ないため、製造業者が抱える情報保護の課題が残ります。
DataClasysによるソリューション
本ウェビナーでは、内部不正防止の新しいアプローチとして、IRMソリューション「DataClasys」をご紹介します。DataClasysは、3DCADを含む全てのファイルに対して暗号化を行い、持ち出し先での情報利用を防ぎます。また、海外子会社や委託先へのデータ提供時の漏えい対策、ランサムウェアによる情報の窃取からも守ることができます。このように、様々な側面から情報セキュリティを強化することが可能です。
参加をお勧めする方
製造業において内部不正による情報漏えいのリスクを低減させたいと考える情報システム部門の方々は、ぜひこのウェビナーにご参加ください。新しい知識やスキルを習得するチャンスです。
主催者・協力団体
本ウェビナーは、株式会社データクレシスが主催し、株式会社オープンソース活用研究所とマジセミ株式会社が協力しています。
参加申し込みや過去のウェビナーの資料は、マジセミの公式サイトからご確認いただけます。