株式会社東海理化(愛知県丹羽郡大口町)と川崎鶴見臨港バス株式会社(神奈川県川崎市)は、2023年10月17日と18日に開催される「第71回中央技術委員会全国大会商品展示会」および「第10回バステクin首都圏」に共同出展します。この展示会では、バス乗客の安全性を向上させるために開発された最新の『バス乗客安全システム』を紹介します。
バス乗客安全システムの詳細
このシステムは、車内に設置した複数のカメラを使用してリアルタイムで乗客の状況を監視し、AIを活用して画像を解析します。その結果、乗客の不適切な姿勢や事故を引き起こしやすい行動を検出し、運転士に警告するとともに、乗客に対して適切なアナウンスや注意喚起を行います。
システムは、車両の状況(乗降口の開閉、車速など)を考慮に入れて判断を行い、乗客や運転士に違和感や不快感を与えないよう配慮されています。このようにして、安心して公共交通機関を利用できる環境を構築することを目指しています。
展示会の詳細
展示会は以下の通りに実施されます:
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日時: 2023年10月17日(木)10:00-17:30
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場所: 大手町サンケイプラザ
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主催: 日本バス協会
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日時: 2023年10月18日(金)10:00-16:00
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場所: 海の森水上競技場
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公式サイト:
展示会公式サイト
なお、両社は2024年2月から自動運転社会の実現に向けた安全支援システムの共同検証を行う予定であり、展示会ではこの技術の実用化に向けた取り組みも紹介される予定です。革新的なバス乗車システムにより、今後の地域公共交通が進化していく姿を期待しています。