RePlayceが選出された理由と未来への展望
2023年、株式会社RePlayceが「未来の市場をつくる100社【2026年版】」に選ばれた。この選定は、同社が中高生向けにキャリア探究サービスを提供していることに起因するものである。RePlayceは元々NTTドコモからスピンアウトした企業で、2024年4月に設立された教育系スタートアップである。
日経クロストレンドとは
日経クロストレンドが毎年実施するこの特集は、各界の識者や投資家の意見を集約し、その中から「新しい市場」「成長期待」「社会への影響」という三つの基準で選ばれた企業が掲載される。多岐にわたる企業の中でもRePlayceはまさに新時代の教育を目指している。
RePlayceの事業内容
RePlayceが注力しているのは、中高校生向けのオンラインスクール「TANQ BASE」や、通信制高校サポート校である「HR高等学院」の運営である。HR高等学院は、文部科学省に認定された学習等支援施設であり、提携する通信制高校経由で高校卒業資格を取得することが可能だ。これにより中学生や高校生が多様な学びの体験と進学の機会を得ることができる。
特に特徴的なのは、複数の社会人や企業と連携した実践的なカリキュラムを提供している点である。アントレプレナーシップ教育においては、学生たちが実際に経験を通じて自己のキャリアを切り拓く力を育てることができる。
新キャンパスの開校
2026年には新たに3拠点を開校する計画もあり、代々木に加え、渋谷、横浜、成城/仙川エリアにおいても教育を提供する。「AI時代に負けない教育」をテーマにしており、ますます多様化する教育ニーズに応えるべく、首都圏全域でのアクセスを可能にする。
代表の山本将裕氏のコメント
RePlayceの代表、山本将裕氏は、「2026年にHR高等学院の拠点が増えることにより、我々の取り組みがより多くの子どもたちに影響を与えることができると信じています。」「教育の在り方を社会に提案し、新しい市場を創出していくことが今後の目標です」と話す。
持続可能な成長を目指す
RePlayceは、2025年10月末に1億8000万円の資金調達を実施しており、これを基にさらなる事業展開を目指している。今後、教育コンテンツの開発や社会人コーチの育成を加速させ、全国の学校教育のアップデートを図ることを目指す。
結論として、RePlayceは教育現場における変革を促進する新しい価値を提供し続けている。中高生向けのキャリア教育が必要な今、同社の取り組みに期待が寄せられる。
公式ウェブサイト:
RePlayce
HR高等学院の提供情報 :
HR高等学院
中高生向けサービス「はたらく部」:
はたらく部