熊本発、環境に優しい「木糸」で未来を創るCirculifeの挑戦

熊本発！木糸によるサステナブルな未来への挑戦

株式会社Circulife（サーキュライフ）は、熊本県天草市で設立された企業で、日本初となる天草ヒノキから「木糸」を製造することに成功しました。2022年にスタートしたこのプロジェクトは、環境負荷の低減を目指し、持続可能な生産方法を実現することを目的としています。

「木糸」は、木材の繊維を原料とする糸で、主に間伐材を利用しています。この取り組みは、地域の林業を活性化させ、環境問題の解決にも寄与すると考えられます。また、「木糸」生地は、国内資源を使用することによって、現在の約98%の輸入依存から脱却するという一助ともなるのです。

Circulifeが制作する製品には、洋服や靴、カバン、小物、さらにはシーツやカーテンなど多岐にわたります。これらの製品はすべて、化学合成繊維を使用せずに、環境への影響を最小限に抑えることを目指しています。さらに、草木染めを採用し、化学染料に依存しない製品作りを行っています。

Circulifeは、2022年6月28日から7月2日まで、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」による株主募集を行います。この資金を活用することで、さらなる技術開発や事業の拡大が見込まれています。目指すは、透明性の高いサプライチェーンの確立と、化学物質排出ゼロの実現です。

Circulifeは、地域の他の企業とコラボレーションをすることで、さらなる製品展開を目指しています。一緒に地球温暖化の問題に立ち向かうため、小規模でも持続可能な生活を提案する取り組みを続けています。今後も様々な企業と連携し、「木糸」を用いた新しい製品作りを進めていく予定です。

代表取締役の川原剛氏は、環境問題に真剣に向き合い、持続可能な製品作りを通じて「循環する生活」を提案しています。企業としての成長はもちろん、社会や環境に対する公益性の向上を目指しており、国際的な「B Corp認証」の取得も計画中です。このような企業の姿勢は、多くの消費者に支持されることでしょう。

株式会社Circulifeの「木糸」は、これからの時代に必要不可欠な製品です。地域資源の活用、環境への配慮、そして持続可能な未来を実現するための取り組みが続いています。ぜひ、注目していただきたい企業の一つです。