福岡で育成する次世代エンジニア育成に向けた新プログラム始動

福岡市において、デジタルハリウッド株式会社が運営するエンジニア育成スクール『G's』（ジーズ）が新たなプログラム『NEXT ENGINEER CATAPULT（ネクストエンジニア・カタパルト）』の開始を発表しました。このプログラムは2025年8月から始まり、福岡の学生を対象としたインターン直結型のカリキュラムが特徴です。受講者の募集は2025年6月10日から行われる予定です。

プログラムの特長

この新プログラムには、いくつかの大きなポイントがあります。まず第一に、現役エンジニアによる指導です。専門的な知識を持つ講師陣が、学生たちに実践的なスキルを伝授します。また、学生同士で教え合う『P2Pラーニング』を取り入れることで、エンジニアリングのカルチャーを実際に体験しながら学ぶことができます。現役のエンジニアによる公開コードレビューも行われ、コードの品質向上を図ります。

次に、約5ヶ月間のカリキュラムでは、Webアプリケーションの開発から、データ解析、AI、ブロックチェーンなどの先端技術の基礎までを一貫して学びます。最終的には『プロダクトデモデー』でメンター企業と共に開発したプロダクトを発表し、インターンシップの機会も得られるという実践的な内容となっています。

受講料はわずか1万円というリーズナブルな価格設定で、さらに修了者にはその受講料相当の祝い金と福岡市からの修了証が授与されます。このプログラムは、福岡市が推進している「エンジニアフレンドリーシティ」や「スタートアップ支援」を背景に始まったものです。

過去の実績

過去のプログラムでは、多くの学生がインターンシップを通じて実務経験を積み上げてきました。2021年度には11件、2022年度には6件、2023年度には6件のインターン採用が実現しています。さらに、修了生の中には、この経験を生かして新卒でIT企業に就職した成功事例も多くあります。

プログラム概要

- 受講期間: 2025年8月〜2026年1月中旬
- 受講定員: 35〜40名
- 受講料: 10,000円
- 申込期間: 2025年6月10日〜7月10日15:00まで
- 参加資格: 福岡県内の大学・短期大学・専門学校・高専に通う学生

キックオフイベントのお知らせ

新たな受講者募集に際して、キックオフイベントも開催されます。エンジニアとして活躍したどこにでもいる修了生が、受講体験やエンジニアの仕事について語る貴重な機会です。イベントは2025年6月15日14:00から行われ、エンジニアカフェでの開催となります。プログラムの詳細説明や質疑応答も行われるため、この機会にぜひ参加してみてください。

G'sについて

『G's（旧G's ACADEMY）』は、テクノロジーを自由に扱い、自らの手で世界を変えることを目指す人々のための教育機関です。卒業生の多くが起業あるいはベンチャー企業に就職を目指しており、これまで118社以上のスタートアップが誕生しています。運営元のデジタルハリウッド大学は大学発ベンチャーの設立数で全国15位に位置し、多くの起業家を輩出しています。