都市と地域を繋ぐ新しい形のプログラム「ふるさとLIFEゼミ in 信州」
長野県で始まる新しい試み「ふるさとLIFEゼミ in 信州」が、多くの関心を集めています。このプログラムは、都市部に住む人々が地域とのつながりを深めるための実践型プログラムであり、今回は第1期参加者として選ばれた9名の“地域の仕掛け人”が発表されました。
「ふるさとLIFEゼミ」のコンセプト
「ふるさとLIFEゼミ」は、観光や移住だけでなく、新しい地域の関わり方を探求する3ヶ月間の越境プログラムです。参加者は都市に居ながら地域のキーパーソンとの対話を通じて、その価値観や人生経験に触れることができます。このインタビューを通じて、参加者はふるさとの“アンバサダー”のような体験をすることになります。この貴重な対話は、参加者自身が自らの価値観を見つめ直すきっかけとなり、地域にとっても新たな視点を得られる機会となっています。
第一期参加の地域の仕掛け人たち
今回、発表された“地域の仕掛け人”は9名で、それぞれが地域資源を活かした事業や文化活動、コミュニティづくりに取り組んでいます。彼らとの出会いを通じて、参加者は新たなチャンスの扉を開くことができるでしょう。以下に、各参加者のプロフィールを紹介します。
白根拓実さん(根羽村)
埼玉県熊谷市出身の白根さんは、大学では建築や観光を学びました。地域活性化のために空き家を活用したシェア本屋を運営し、2023年には長野県根羽村へ移住、空き家担当として地域づくりに貢献しています。
阪口凱海さん(根羽村)
元小学校教員の阪口さんは、教師から地域おこし協力隊として移住。新たな学びを提供するための活動を展開し、常に挑戦を続けています。
小正理文さん(根羽村)
教育者として幅広く活躍する小正さんは、アフリカで学校も立ち上げた経験を持ち、根羽村で地域に根ざした学びを推進中です。
山際真奈さん(須坂市、白馬村)
アートプロジェクトのディレクターである山際さんは、教育プログラムやアートを通じて地域の魅力を発信しています。
古畑陽平さん(須坂市)
東京都に勤務していた古畑さんは、コロナをきっかけに地元へUターン。自家焙煎コーヒーの活動を展開し、須坂市の魅力を広めるための活動に挑んでいます。
小沼真之さん(松川村、東京)
外資系企業を経て、現在はクラフトビールやナチュラルワインのフェスを主催し、地元コミュニティに貢献しています。
近藤真由さん(中野市)
大学で建築を学び、飲食業に転身した近藤さんは、地域おこし協力隊として活動しながらカフェの開業を目指しています。
島友理奈さん(安曇野市)
ファッション業界での経験を活かし、ドライフラワーを使った商品を展開しつつ、地域に根ざしたイベントを主催しています。
新垣正生さん(安曇野市)
アパレル業界に転身した新垣さんは、地域のお祭りやイベントに参加しながら、安曇野の魅力を地域内外に広めています。
参加方法と今後の展開
「ふるさとLIFEゼミ」は、2025年8月から11月の開催を予定しており、東京都内及びオンラインでの全8回の講座を行います。参加費は無料であり、交通費などの自己負担が必要です。20〜40代の都市部在住者を対象にしたこのプログラムへの参加を希望する方は、まず説明会への参加をお勧めします。
このような地域との新しい関わり方を探索するプログラムに参加することで、参加者は貴重な経験を積み、自らの可能性を広げることができるでしょう。新たな人生の視点を手に入れるための大きな一歩になることは間違いありません。
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