スマートニュース株式会社は、情報提供のミッションとして、ユーザーに質の高い情報を届けることを目指しています。この度、東京都渋谷区に本社を置くスマートニュースは、東京・千代田区に本社を持つ株式会社KADOKAWAとの業務提携を発表しました。この提携により、KADOKAWAが展開する漫画サイト「カドコミ」の中から厳選された作品の魅力を、ニュースアプリ「SmartNews」上で紹介します。これにより、ユーザーは“知らなかった漫画”に出会える新しい読書体験が得られることを目指しています。
スマートニュースでは、単なるニュース記事にとどまらず、多様なコンテンツを提供しています。エンターテイメントやスポーツ、趣味など幅広いカテゴリのチャンネルが展開され、テキスト以外にも画像や動画を使った情報発信を行っています。このたびのKADOKAWAとの提携は、漫画というコンテンツを通じて、ユーザーが新しい作品や楽しみ方を見つける手助けをする重要な取り組みと位置付けられています。
KADOKAWAが運営する「カドコミ」は、人気から最新作まで、多様なジャンルの漫画を無料で読むことができるサイトです。提携により、「カドコミ」に掲載された作品の中から特に魅力的なタイトルを厳選し、「SmartNews」でコンテンツとして配信します。記事内には作品のあらすじや見どころを紹介するテキストとビジュアルが組み合わさり、ユーザーが興味を持つ作品に出会える構成となるでしょう。さらに、記事に掲載されたリンクを通じて「カドコミ」にアクセスすれば、無料エピソードを楽しむことができます。このように、ニュースやエンターテインメント情報と共に、作品紹介を目にする機会を提供することにより、ユーザーは“知らなかった漫画”との出会いを実現できるのです。
本提携で紹介されるコンテンツでは、「カドコミ」で人気を集めている様々なジャンルの作品を取り上げます。そのラインアップには、アクションやファンタジー、青春ラブストーリー、日常系のドラマなどが含まれ、それぞれの独自の世界観と物語の魅力を伝える内容が含まれる予定です。これらの作品は、ユーザーがニュースを読む感覚で新しい漫画に出会えるように設計されています。
たとえば、『文豪ストレイドッグス』は現代の横浜を舞台に、文豪を名乗るキャラクターたちが異能のバトルを繰り広げるアクション漫画であり、シリーズ累計で1,700万部を突破するなど、多くの支持を集めています。さらに、『佐々木とピーちゃん』は異世界と現代を行き来する異能ファンタジーで、近年のライトノベル市場でも人気の高い作品です。また、『義妹生活』では、高校生が義理の妹と生活する中で徐々に変わる関係を描いた青春ラブストーリーが展開されます。日常を描いた作品として『夜は猫といっしょ』や、現代社会のいじめ問題をテーマにした『娘がいじめをしていました』も注目です。
この提携に関して、スマートニュースのVice President of JP Media Businessを務めるLandon Hong氏は、「KADOKAWAが提供する魅力的な漫画作品をSmartNewsで紹介できることを嬉しく思っている」と述べ、両社が協力して多様な漫画を広めていく取り組みへの意気込みを語りました。スマートニュースの目指す理念である『世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける』というミッションも兼ねて、出版社やクリエイターと連携しながら、良質な情報とコンテンツのエコシステムを育んでいくことが期待されています。これにより、ユーザーは日常的に多様な情報を得る機会を持ちながら、新たな漫画の魅力に触れることができるでしょう。