日経とエバーノート提携
2014-11-10 13:44:29
日本経済新聞社とエバーノートが新たに提携 便利な自動配信サービスを開始
日本経済新聞社とエバーノートが新たな提携を発表
日本経済新聞社が米国のエバーノートと協力し、ビジネスパーソンを対象にした新しい自動配信サービスを開始することを発表しました。この提携により、利用者が『日本経済新聞 電子版』を閲覧する際に、関連するエバーノート内の資料が自動的に表示されるという便利な機能が提供されることになります。
この取り組みは、日経がデジタル事業を成長の重点分野と位置付けている中で実現しました。主力メディアである日経電子版は、来年で創刊5周年を迎え、これまでにも特にニュースやコラムを読むための機能を充実させてきました。しかし、新たな提携により、ビジネスパーソンが情報を効率的に収集、分析、資料作成を行えるようにサポートするためのツールとしてさらに機能強化を図っています。
エバーノートは、文書や写真などの多種多様な情報を保存し、必要なときに簡単に取り出すことができるクラウドサービスを提供しています。これにより、個人や組織の生産性向上に寄与しています。今回、日経とエバーノートが力を合わせ、ビジネスシーンで役立つ情報を提供する機能を共同で開発することとなります。
この新サービスでは、エバーノートの利用者が作成した文書に基づいて、関連する日経電子版のコンテンツが自動的にエバーノート上に配信される「コンテキスト」機能が2015年初頭からスタートします。対象となるのは、日経電子版の朝刊、夕刊、さらに独自の記事などです。自動で配信されるこれらのコンテンツは、エバーノート内に簡単に保存したり、文書作成時に引用することができるため、大幅な作業効率化が期待されます。
この提携により、日経電子版を利用するビジネスパーソンは、エバーノートで過去に作成した文書やグループで共有した資料の中から、閲覧中の電子版の記事に関連する情報を自動表示されることにもなります。これによって、特に資料作成や営業活動の場面で、必要な情報をスムーズに取得できるという利点があります。
この連携機能では、文脈やキーワードを解析して関連情報を検索する必要がなく、自動的に表示されるため、ユーザーはより直感的に情報を利用することが可能になります。エバーノートの利用者が業界レポートなどを作成している際には、その業界に関する最新のニュースやデータをリアルタイムで取得でき、成果物のクオリティを向上させる可能性を秘めています。
また、日の電子版を見ながら、エバーノートに保存した取引先の情報や競合の製品情報がリアルタイムに表示されることで、営業活動においても大いに役立つ内容となっています。両社のサービスを利用することで、ビジネスパーソンは必要な情報を効率的に取得でき、業務の効率化を図ることができるのです。
販売面でも協力関係を強化していく計画で、両社は共同で販促キャンペーンなどを実施し、互いのサービス拡大をサポートします。さらに、日経の『日経テレコン』では、エバーノートに記事情報を瞬時に保存できる機能も利用可能となります。
この連携は、日本経済新聞社の代表取締役社長、喜多恒雄氏の言葉を借りれば、「ビジネスパーソンを応援する」が共通の理念であり、今後は新しい働き方を提案するサービスを共同で開発していく意向が示されています。エバーノートのCEO、フィル・リービン氏も、日本のエバーノートユーザが生産性を重視した熱心なユーザーであることを強調し、この提携によってユーザにさらに多くの機会を提供できることを喜んでいます。
このような革新的な取り組みが、今後の働き方にどのように影響を与えるのか、多くのビジネスパーソンが注目しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社 日本経済新聞社
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-3-7
- 電話番号
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