PicoCELA、NASDAQ上場から4ヶ月で資金調達に成功
PicoCELA株式会社が最近、NASDAQ上場からたった4ヶ月で183万ドルのフォローオン資金調達を達成しました。この成果は、米国市場の特性を活かしたスピーディな資金調達を実現したものであり、日系企業にとって注目すべき成功事例です。
スピリットアドバイザーズの支援
この資金調達は、米国IPOスポンサーであるスピリットアドバイザーズの全面的な支援によって実現しました。具体的には、610万株を1株0.3ドルで発行し、合計183万ドルを獲得しました。この位置付けは、PicoCELAが米国市場での成長を目指していることを示し、さらなる技術革新や事業展開に資金を充てる計画であることを示しています。
スピリットアドバイザーズは、資金調達の戦略設計や米国証券法に基づく開示準備、そして投資家との交渉支援など、資金調達プロセス全般に渡り中心的な役割を果たしました。彼らの支援により、PicoCELAは米国市場の柔軟性を最大限に利用することができたのです。
日本市場との違い
PicoCELAは2024年に米国市場でのIPOを完了させ、そこで得た資本をもとにさらなる成長を目指しています。この度の資金調達は私募(Private Placement)を含む複数のスキームで構成されており、米国の機関投資家との良好な関係が築かれた結果でもあります。
スピリットアドバイザーズの代表であるロバート・ユー氏はこう述べています。「PicoCELAがNASDAQに上場してからわずか4ヶ月で追加の資金調達を成功させたことは、米国市場の活用が非常に柔軟かつ効果的であることを示す証明です。日本市場では、上場後の資金調達は難しく、このような短期間での追加公募や私募は極めて厳しい状況ですが、米国ではこのような仕組みが整っているため、他の企業にもこの道を選んでほしいと思っています。」
将来に向けた戦略的資金活用
PicoCELAは今回調達した資金を、今後の事業拡大や技術開発、さらにはグローバル展開に利用することを計画しています。特に、PicoCELAが持つネットワーク最適化技術への期待が寄せられており、今後の成長がとても楽しみです。
スピリットアドバイザーズは、多くの日系企業がこの成功に続くことを期待しており、これからの資金調達市場の変化に柔軟に対応しながら、さらなるサポートを提供する準備が整っています。
会社の背景
スピリットアドバイザーズは、2017年に米国デラウェア州で設立され、日本と米国を拠点に活動しています。数多くの日本企業のNASDAQやNYSEなどの米国証券取引所への上場を支援しており、信頼されるIPOスポンサーとして評価されています。資本政策のアドバイザリーから投資銀行とのネットワーク構築まで一貫したサービスを提供しており、企業の上場活動をスムーズかつ効率的に行っています。ウェブサイトには詳細な情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
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