鈴与シンワートの「あさレポ」の効果とメリット
鈴与シンワート株式会社が提供する運転前アルコールチェックおよび検温のクラウドサービス「あさレポ」が、株式会社ENEOSウイングに導入されたことが発表されました。この導入により、全国に約350店舗を展開するENEOSウイングは、アルコールチェック情報を一元管理し、管理者の負担軽減を図っています。
「あさレポ」導入の経緯
あさレポは、2022年6月に導入を検討され、その後トライアル利用が行われました。しかし、同年10月に予定されていたアルコール検知器使用義務化の施行が延期されたため、更なるサービスの向上を待ち、導入を見送ることとなりました。その後、2023年12月1日に義務化が決定したことを受け、再度導入検討が行われ、同年7月にトライアルが開始され、その後正式に導入されたのです。
「あさレポ」の選定理由
ENEOSウイングは、コスト面だけでなく、サービスの使い勝手を重視して「あさレポ」を選定しました。特に以下の点が評価されました:
1. 出張先でのアルコールチェックが可能
2. AI顔認証とGPS位置測定により、なりすまし防止
3. スマホとのBluetooth接続が可能で、持ち運びも簡単
4. クラウドサーバでのデータ管理が一元化
5. アプリをインストールすれば簡単にチェックできる
6. 初期費用がかからず、月額料金も手頃であること
これらの強みをふまえ、ENEOSウイングは「あさレポ」を選びました。
導入による業務効果
「あさレポ」を導入したことにより、アルコールチェック時に異常値が検知された場合、直ちに管理者にメールで通知されるため、従業員が早めに飲酒を控える傾向が見られるようになりました。また、管理者も外出先から確認することが可能となり、運転者が帰社遅延した際にも無駄な待機が不要となり、業務負荷が著しく軽減されました。さらに、管理職全体に指導権を持たせることで、社員への指導もよりスムーズに行えたと報告されています。
拠点が多い同社では当初、ドライバーに運転後のアルコールチェックが普及するのに苦労しましたが、簡便な操作と合理化されていく過程により、今では自然に受け入れられているとのことです。
「あさレポ」の特徴
「あさレポ」は、運転前にアルコールチェックと検温を行うことで酒気帯び運転を予防し、管理を容易にします。具体的な機能は以下の通りです:
- - AI顔認証によるなりすまし防止
- - Bluetooth接続可能なアルコール検知器との連携
- - 遠隔点呼を可能にするビデオ通話機能
- - 簡単な一元管理
- - 月額基本料0円の従量課金プランの提供
ビデオ点呼機能について
「ビデオ点呼」機能では、遠隔地にいるドライバーの顔が見える形で確認を行うことができます。このように、ドライバーは専用アプリを通じて点呼に参加することで、管理者は視覚的なチェックが可能となり、記録もクラウドに保存されるためいつでも確認することができます。
まとめ
鈴与シンワートの提供する「あさレポ」により、ENEOSウイングは業務の効率化を図り、安全運転の管理体制を強化しました。今後の運用にも期待が寄せられています。