泉大津市初の試み！リアル避難所体験を開催します

泉大津市で初のリアル避難所体験を企画

災害への備えの重要性を広めるため、泉大津市では2025年7月5日から6日までの2日間、住友ゴム工業（株）泉大津工場にて「リアル避難所体験」を開催します。この体験は、完全停電及び断水を想定した、現実に即した避難所の営みを実践するもので、参加者は防災意識を高める貴重な機会となります。

本イベントの特色

今回のイベントは、地域初となる試みで、参加者は実際の避難所を模した体育館での1泊2日を体験します。以下のようなプログラムが用意されています：

避難所設営訓練

参加者は、テントの設営やトイレ等の施設の設置を行うことで、避難所での生活空間確保の重要性や、個人のプライバシーを守るための工夫を学ぶことができます。この体験を通じて、災害時に必要なスキルや知識を身につけます。

防災食体験

また、アルファ米を使用した防災食の調理と試食も行います。この活動によって、非常時における食料確保の難しさや、防災食の重要性について考察する機会を得ることができます。

実施に向けた苦労と工夫

この企画の実施には多くの挑戦がありました。まず、停電と断水の状況をリアルに再現するためには、事前に入念な準備が必要でした。市民が持っている避難所用品の種類や数、さらには市が備蓄している物品の状況を調査することから始まりました。

ウェアハウスの場所把握や、特に精密機器の確保とその輸送方法等、様々な面での調整が求められました。7月の時期に開催することも考慮し、熱中症のリスクがあるため、スポットクーラーを使用するかどうかの議論が行われました。結局のところ、参加者が初めての避難所体験をすることから、熱中症のリスクをできるだけ減らすために、スポットクーラーを借りることに決定しました。