ファミスペ2024 in 関東 開催レポート
2024年11月30日、横浜市で「ファミスペ2024 in 関東」が開催され、全国から106名の母親が集まりました。このイベントは、NPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボ(ファミラボ)が主催し、不登校や引きこもりの子どもを持つ家族を対象としています。
参加者同士の交流
大会では、同じ不登校に悩む母親たちが集まり、セミナーや懇親会を通じて意見交換や情報共有を行いました。特に、先輩ママたちとのコミュニケーションは、参加者に深い感動を与えたようです。彼女たちの体験やサポートを通じて、参加者同士が励まし合う貴重な場となりました。
セミナーの内容
今年の講師には、視覚支援ツールを開発・販売している(株)おめめどうの奥平綾子氏が登壇。彼女は、視覚支援と母子分離の重要性について語り、家族全体が心地よく暮らすために必要な「時間軸」と「予算軸」が大切であると強調しました。この講義は、ママたちにとって非常に示唆に富んだ内容となり、実践的なライフハックを学ぶ貴重な機会となりました。
受講者からの反響
参加者の声も多く寄せられました。「よかれと思ってやったことが子どもの成長を妨げることがある」「視覚支援ツールの使用で実感を得た」という体験談が、母親たちの間で好評を博しました。多くの参加者が「スケジュール管理の重要性」「自分の人生を生きる大切さ」などを理解し、家族との関係を見直すきっかけになったと語っています。
充実した内容
セミナーの後には懇親会を行い、参加者同士がリラックスした雰囲気で交流を深めました。また、翌日は横浜市内の観光プランも用意されており、母親たちが自分のための時間を持つことができました。「ママの自立を応援する」という理念に基づいたこの企画は、多くの方々にとって生き生きとした日々の資源となったことでしょう。
主催者からのメッセージ
ファミリーコミュニケーション・ラボの代表である鈴木典子氏は、「ママたちが心理的なサポートを受けられる場所を提供し、子育ての自信を取り戻してほしい」と話しています。スタッフ全員が不登校の子を持つ母親で構成されており、イベント運営には特別な思いが込められています。
今後の活動
今後もファミラボでは、様々なサポートイベントや勉強会を開催する予定です。不登校ママたちが気軽に参加できる場を提供し、自立や交流を促進していく取り組みを続けていきます。
イベントの詳細や今後の告知は、ファミリコミュニケーション・ラボの公式ウェブサイトにてご確認いただけます。