オラクルが発表した新しいHCM機能
2024年8月2日、テキサス州オースティンでオラクルは、「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management (HCM)」の新機能を発表しました。この機能は、従業員、マネージャー、スペシャリスト向けに設計された「Oracle Activity Centers」と呼ばれています。従業員の生産性や組織の目標達成をサポートすることを目的としています。
新しいエクスペリエンスの提供
Orcaleのアプリケーション開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるクリス・レオーネ氏は、ビジネスの優先事項に応じて、ユーザーが最も重要な業務に集中できるようにするため、使いやすいツールが求められていると述べています。この新機能を利用することで、生産性を向上させ、迅速な人事プロセスを実現し、従業員エクスペリエンスの向上を図れるようになります。
「Oracle Activity Centers」では、特定の職務に関連した業務の進行状況を一元的に把握でき、次に必要な操作がボタン一つで選択できるため、業務効率を向上させることが可能です。さらに、各業務に応じたカスタマイズが可能なため、個々の担当者に適したシステムが提供されます。これにより、特定の従業員向けに必要な情報やアプリケーションが統合され、パーソナライズされたKPIやインサイトが提供されます。
Activity Centersの機能を見てみよう
- - Employee Activity Center: 従業員が自らの業務の優先順位を付け、重要なデータやKPIを把握できるよう支援。AIを利用した同僚とのフィードバックツールを用いることで、職場内のコミュニケーションが円滑になり、エンゲージメントが向上します。
- - Team Activity Center: マネージャーは、自チームの活動を管理しやすくなり、チームのパフォーマンスや成長に関するインサイトの確認が容易になります。AIを活用したフィードバックツールにより、生産性を最大限に引き出すことが可能です。
- - Recruiting Activity Center: 採用担当者は、重要な業務を迅速に進め、ボトルネックを回避できます。AIによる推奨機能により、優秀な人材の確保や採用プロセスのスピードアップを図ることができます。
- - Payroll Activity Center: 給与計算担当者は、エラーを迅速に発見し解決することができ、正確で迅速な給与支払いが実現されます。これにより、従業員の期待に応えることができます。
クラウドでの統合管理
「Oracle Cloud HCM」は、組織全体の人事プロセスを統合したプラットフォームで、採用から退職までを管理します。すべての従業員データが一元管理されることで、人事部門が必要な情報を即座に取得でき、人材戦略の強化に貢献します。また、組み込みのAI機能が、データ分析や推奨事項の提供を行うことで業務の効率化を支援します。
詳細については、
Oracleの公式サイトを訪れてください。