2024年、聖武天皇の即位から1300年を迎える年に、平城宮跡資料館にて特別展が開催されます。この展示は、聖武天皇の大嘗祭に関する木簡を中心に、平城宮跡からの遺構や遺物を通じて当時の文化や歴史を再考する機会を提供します。
特別展は、2024年10月22日から12月8日まで、奈良県奈良市佐紀町の平城宮跡資料館で実施されます。展示は二期に分けられ、木簡はⅠ期が10月22日から11月17日、Ⅱ期が11月19日から12月8日まで行われる予定です。入館料は無料で、誰でも気軽に訪れることができます。
聖武朝は、天平文化が栄えた時代であり、平城京はその中心地でした。この特別展では、聖武天皇と共に成長した平城宮の発掘調査の成果が紹介され、当時の社会や文化に思いを馳せることができます。
特別展の開催に合わせて、関連イベントも予定されています。例えば、10月26日には、聖武天皇の即位1300年を記念した公開講演会が開催され、奈良時代の大嘗祭についての講演が行われます。この講演会では、文化遺産部主任研究員の福嶋啓人氏と、山本崇氏がそれぞれの視点から大嘗祭の解説を行います。
さらに、10月27日には特別講演会も行われ、聖武天皇に関連する宮の歴史や調査の最前線について、専門家たちによるパネルディスカッションが展開されます。こちらも先着250名の事前申込制ですが、聴講料は500円で、当日受付での支払いが求められます。
また、特別展に合わせて、ナイトミュージアムイベントも予定されています。11月23日には「聖武天皇の即位1300年をお祝いしよう!」というテーマで、平城宮跡資料館及び周辺で特別な夜の展示が行われる予定です。
さらに、奈良国立博物館においては、聖武天皇の大嘗祭に関する木簡が特別陳列される予定で、これも見逃せない展示となるでしょう。
今回の特別展や関連イベントを通じて、多くの人々が聖武天皇の時代に思いを馳せ、興味を持つことを期待されています。奈良の歴史を感じる貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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