カナレットとヴェネツィアの輝き展を開催
静岡県立美術館では、来る2024年7月27日から9月29日までの期間、「カナレットとヴェネツィアの輝き」展が開催されます。この展覧会では、イタリアの18世紀画家カナレット、正式名ジョヴァンニ・アントニオ・カナルの作品に焦点を当て、彼が描いたヴェネツィアの美しい都市景観を堪能できる貴重な機会となっています。
カナレットの作品とその影響
カナレットは、精緻な透視図法を駆使した「ヴェドゥータ(景観画)」で知られています。彼の作品によって表現されたヴェネツィアの魅力は、ただの風景を越え、無数の後世の画家たちに影響を与えました。特に、19世紀末のイギリスの画家J.A.M.ホイッスラーや、印象派の巨匠クロード・モネなどは、彼の影響を受けながらそれぞれのスタイルで「水の都」を描きました。本展では、これら近代画家の作品も併せて展示予定です。
ヴェネツィアの魅力
今日でも多くの観光客が集まるヴェネツィアは、カナレットが描いた魅力あふれる都市であり続けています。彼の作品によって築かれた名声は、教育や芸術における重要な要素として評価され、観光名所としての地位を確立しました。展覧会を通じて、過去と現在が融合する展示をお楽しみいただけます。
展覧会概要
- - 会期: 令和6年7月27日(土)~9月29日(日)
- - 開館時間: 午前10時~午後5時30分(入室は午後5時まで)
- - 休館日: 毎週月曜日
(月曜日が祝祭日の場合は開館し、翌火曜日に休館。特別開館日有)
観覧料
- - 一般: 1,500円(団体料金1,300円)
- - 高齢者・学生: 800円(団体料金700円)
- - 中学生以下: 無料
- - 高校生無料ウィーク: 8月9日(金)~18日(日)
開幕イベントと特別講座
展覧会の開幕を記念したミニマルシェが、7月27日(土)と28日(日)に開催されます。また、オペラコンサートも同日14:00から行われるため、大いに楽しめる内容となっています。
さらに、学芸員による講座「カナレットの景観画とカメラ・オブスキュラについて」は8月4日(日)に、特別講演会「景観画の役割とは?-近代ジャーナリズムの始まり」は8月10日(土)に行われます。また、館長による講座も特設されるため、興味深い内容が盛りだくさんです。
関係団体
本展は、静岡県立美術館、Daiichi-TV、毎日新聞社、スコットランド国立美術館の共催で実施され、駐日イタリア大使館やブリティッシュ・カウンシルが後援しています。特別協賛にはしずおか焼津信用金庫グループ、協賛にはDNP大日本印刷が名を連ねています。このように、さまざまな団体がバックアップしている展覧会です。
まとめ
「カナレットとヴェネツィアの輝き」展は、芸術作品を通じて歴史や文化を感じる格別な機会です。来たる7月27日、ヴェネツィアの美しい風景をご自宅の近くで楽しみませんか?お見逃しなく!