ロイヤルパインズホテル浦和がデジタル会員証を導入
埼玉県さいたま市に位置するロイヤルパインズホテル浦和は、観光・宿泊施設向けのSaaS型会員システム「talkappi MEMBER」導入を2025年2月に開始します。この新しいサービスは、会員カードからウェブアプリへの移行を促進し、宿泊業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる狙いがあります。
導入の背景
ロイヤルパインズホテル浦和は、浦和駅から徒歩わずか7分という立地にあり、アクセスも非常に良好なフルサービスホテルです。全11種の客室や8つのレストラン、多様な宴会場、さらにはチャペルも備え、お客様のさまざまなニーズに応えてきました。2018年からは多言語AIチャットボット「talkappi CHATBOT」や、チャット連動のFAQシステム「talkappi FAQ」を導入し、業務の効率化を進めてきました。
しかし、2025年3月には既存の会員カードシステムがサービスを終了する予定であり、新しい会員システムの導入が急務とされていました。新システムも「talkappi」に統合することで業務効率を図りたかったロイヤルパインズホテル浦和は、株式会社アクティバリューズに相談を持ちかけ、この新しいSaaS型会員システムの開発が進められました。
「talkappi MEMBER」の特長
1. 業務の効率化
導入される「talkappi MEMBER」では、従来の会員カードを廃止し、すべての会員情報はデジタルで管理されます。これにより、PCへの情報入力作業が不要になり、業務負担が軽減されるのです。また、会員様はWEBアプリを利用し、自分のポイント数や有効期限を簡単に確認できます。これにより、施設への直接的な確認も不要になります。
2. アプリ開発のコスト削減
高額な独自アプリを開発する必要がなく、短期間かつ低コストで導入可能です。SaaS型であるため、メンテナンスの手間や追加コストも掛からず、導入にかかる負担が大きく軽減されます。
3. マーケティング施策の強化
「talkappi MEMBER」は、イベント情報や新メニューの告知を会員向けに配信できるため、施設側のマーケティング施策が強化されます。さらに、利用履歴に基づいてゲストのニーズを分析することが可能なため、セグメント別にプロモーションを実施できます。
今後の展望
株式会社アクティバリューズは、今後も「talkappi」と外部システムとの連携を進め、機能拡張を図ることで、宿泊施設におけるゲスト対応の中核システムとしての成長を目指します。最新テクノロジーを活用し、より快適で感動的な旅行体験を提供できるよう努めます。また、観光・宿泊業界のDXを加速し、施設に寄り添いながら、ゲストの利便性を追求していく所存です。
事業者情報
ロイヤルパインズホテル浦和は、1999年に開業し、客室数196室、8つのレストランとバー、そして宴会場やチャペルを持つ、訪れる人々に多彩な体験を提供しています。これからも「talkappi MEMBER」を通じ、宿泊者に寄り添ったサービスを展開していくことでしょう。