2024年ライブ・エンターテイメント市場の展望
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(ACPC)は、2024年のライブ・エンタテインメント市場に関する調査結果を発表しました。この調査は、日本におけるコンサートプロモーターの事業活動やライブ市場の動向を示すものとして、年々のデータを蓄積してきています。
市場データの概要
調査期間
調査結果
- - 会員社数: 78社(前年より2社増)
- - 総公演数: 34,251公演(前年より294公演減)
- - 総動員数: 59,389,784人(前年比で3,063,624人増、105.4%)
- - 総売上額: 6121億6642万円(前年比で981億5870万円増、119.1%)
市場の動向
2024年のライブ市場は、動員数がスタジアムやアリーナ公演の増加に支えられ、過去最多に迫る6100万人を超える見込みです。特に、動員数が前年から増加した結果、過去最高を記録しました。
一方で、総公演数はほぼ前年と同水準ですが、アリーナ会場の動員数は前年比131.2%と増加した一方で、ホール会場の動員数は前年比89.1%に留まりました。このことは、ホール会場の減少が顕著であることを示しています。
また、地域差も見られます。関東や近畿においては市場規模が拡大しているものの、全国的な市場の回復にはまだ時間を要する印象です。
海外アーティストの影響
海外アーティストの大規模な公演も引き続き人気を集めており、2024年の公演数は全体の6.4%を占めています。これらの公演による市場規模の貢献度は21.8%にも達するなど、陣頭指揮を執る形となりました。
このように、2024年のライブ市場は様々な要因によって支えられつつ、着実に成長を遂げていることが分かります。今後の動向にも注目が集まることでしょう。
詳細な統計データは、公式ウェブサイトで確認できます。 (詳細URL:
ACPC)