第1回「全広連日本宣伝賞」受賞者発表
2023年4月2日、公益社団法人全日本広告連盟(以下、全広連)が第1回「全広連日本宣伝賞」の選考委員会を開催し、受賞者を発表しました。この賞は、広告の社会的役割を果たし、業界の発展に貢献した個人や団体を顕彰するもので、各賞の受賞者は以下のとおりです。
受賞者一覧
- - 松下賞: 豊田章男(トヨタ自動車)
- - 正力賞: 見城徹(幻冬舎)
- - 吉田賞: 足立直樹(凸版印刷)
- - 山名賞: 宇野亜喜良(挿絵画家)
- - 特別賞: 東北六魂祭実行委員会
各賞受賞者の紹介
松下賞: 豊田章男氏
豊田章男氏は、トヨタ自動車の社長として、企業広告「FUN TO DRIVE, AGAIN.」を展開。若者の車離れを食い止めるための施策を行い、環境に優しいハイブリッド車の普及に努めています。彼の取り組みは、トヨタのブランドイメージにも貢献しており、広告がもたらした影響は広範囲に及びます。
正力賞: 見城徹氏
見城徹氏は幻冬舎の設立者として、日本の出版界に新たな風を吹き込んできました。特に「文芸元年」として一挙に刊行した作品群や、大胆な広告戦略によって出版界を牽引。彼の存在は、出版と広告の垣根を越えた新しいビジネスモデルを生み出しました。
吉田賞: 足立直樹氏
足立直樹氏は、印刷業界のリーダーとして、マーケティングやIT事業への進出を進めています。事業の多角化に成功し、印刷博物館の開設など、社会的な文化の発展にも貢献してきました。彼のビジョンは、広告の社会的責任を強化しています。
山名賞: 宇野亜喜良氏
挿絵画家の宇野亜喜良氏は、長年にわたりイラストとグラフィックデザインの分野で活躍。寺山修司氏の舞台など、様々なジャンルでその技術と感性を発揮してきました。彼の作品は、広告界にも大きな影響を与えており、文化的な側面からも重要な役割を果たしています。
特別賞: 東北六魂祭実行委員会
東北六魂祭は、地域の再生と観光促進を目的として開催されています。東日本大震災という逆境の中で、地域経済を復興させる取り組みが高く評価されています。祭りの成功には、広告の力も大きく寄与しており、地域の活性化に向けた象徴的な存在となっています。
贈賞式
この受賞者に対する贈賞式は、2023年5月15日に青森市の「リンクステーションホール青森」で開催される全広連創立60周年記念「第61回全広連青森大会」の一環として行われる予定です。
まとめ
第1回「全広連日本宣伝賞」は、広告分野における優れた業績を持つ個人や団体を象徴的に称え、その社会的責任を促進することを目的としています。各受賞者の功績は、広告界だけでなく、社会全体に多大な影響を与えるものです。今後の活動にも期待したいところです。
この記事に関する問い合わせは、全日本広告連盟までお願いいたします。