特定非営利活動法人イシュープラスデザインが主催する「システミック・デザインゼミ」が、2024年10月5日(土)に東京ミッドタウンで開催されます。今回のテーマは社会システムの変革であり、デザイン的アプローチを通じてこの課題に挑むことを目的としています。特別ゲストには、作家であり、ダイバーシティ・マイノリティの分野で著名な乙武洋匡氏が名を連ねています。
例年のこのイベントは、社会的課題に対する理解を深める場として定評があります。これまでの取り組みには、「認知症世界の歩き方」や「みんなで就学活動」などがあり、偏見に直面するマイノリティの声を拾うことに重点を置いてきました。少数派が生きやすい環境こそが、全ての人にとっても暮らしやすい社会であるという信念のもとに活動しているイシュープラスデザイン。
当日は、筧裕介氏が代表を務めるこの団体からのイントロダクションに続き、乙武氏による講演が行われます。乙武氏は、教育や政治の領域を通じてのシステム変革に注力。当然、彼の経験には説得力があり、参加者には社会システムをどう変化させていくかを考えるきっかけを与えることでしょう。
また、モデレーターには新居日南恵氏が起用されます。新居氏は起業家として活躍しながら、多様な家族の在り方を理解し、社会システムのより良い改善に貢献しています。彼女の進行によって、乙武氏との対談が展開され、参加者は具体的な解決策を見出す一助となるでしょう。
このイベントは対面またはオンラインで参加可能であり、アーカイブ配信も行われます。参加費は1,000円で、医療や福祉領域で活動している方や、デザインと社会サービスの関係を考えたい方にとって有意義な内容が盛りだくさんです。
乙武氏は、早稲田大学を卒業後、スポーツライターとして活躍し、その後教育委員や保育園の運営など、様々な経歴を持つ方です。特に、2018年に義足プロジェクトに取り組み、117mの歩行を国立競技場で達成したことからもわかる通り、その活動は多岐にわたります。彼自身みずからの体験を通じて社会の変革に寄与している、一人の強い意志を持つリーダーとして知られています。
イベント終了後も、参加者とゲストとの交流の機会が設けられ、意見交換が行われる予定です。このことは、参加者にとってさらに多くの学びの機会を創出します。
皆さんもこの日を楽しみにしながら、新しい視点を得るとともに、自身の活動や今後の方向性についても考えるチャンスにしてみてはいかがでしょうか。
オンライン参加も可能なので、全国どこからでも参加できます。詳細な情報や申し込み方法は、公式ウェブサイトをご覧ください。
【イベント概要】
日時:2024年10月5日(日)14:00-15:30
会場:東京ミッドタウンデザインハブインターナショナルリエゾンセンター & オンライン
参加費:1,000円
主催:特定非営利活動法人イシュープラスデザイン
お問い合わせ:
[email protected]
公式サイト:
issue+design