三井住友海上とあいおいニッセイが新経費システムを導入

三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保が新たに導入した経費システム

2025年3月24日、東京での発表によると、日本オラクル株式会社は、MS&ADインシュアランスグループ傘下の三井住友海上火災保険およびあいおいニッセイ同和損保の新経費システムが稼働したことを伝えています。このシステムは約3万人の社員が利用し、業務効率を大幅に改善することが見込まれています。

経費システムの概要

新システムは「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning (ERP)」および「Oracle Cloud Infrastructure (OCI)」を基盤として構築されています。これにより、経費の予算管理や実績の確認が一元化され、業務のスムーズな運用が実現します。また、「Oracle Cloud Enterprise Performance Management (EPM)」も導入され、経費データの集約や分析が容易になったことが強調されています。

経営効率化の取り組み

MS&ADインシュアランスグループは中期経営計画として、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保両社のミドル・バック部門を共通化し、業務の標準化と効率化を図る「1プラットフォーム戦略」を掲げています。新たに稼働した経費システムもこの戦略の一環であり、グループ全体での業務効率向上が期待されています。

システム導入のメリット

新経費システムの導入により、社員は経費の精算申請を簡単に行えるようになりました。これにはデータ入力の自動化や承認プロセスの効率化が含まれており、導入以前の手間を大幅に軽減しています。また、電子帳簿保存法の改正にも適応し、ペーパーレスオフィスが実現されました。さらに、2024年度の交際費に関する税制の見直しに対しても、追加のコストをかけずに対応可能です。

コメント：業務プロセスのデジタル化

三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保の経理部からは、「新経費システムとして『Oracle Cloud ERP』を導入し、システムの基準機能に合わせた業務プロセスに変更。リモートワークの対応も進み、業務のデジタル化が加速しています」とのコメントが寄せられています。新しいシステムによる効率化と、アップデートを通じたテクノロジーの最新化に期待が寄せられています。

日本オラクルの展望

日本オラクル株式会社は、人々が新しい方法でデータを理解し、無限の可能性を見出すための支援を行う企業です。そのために、データ・ドリブンなアプローチを用い、情報価値をひきだすためのクラウドサービスを展開しています。オラクルに関する詳細な情報は同社の公式サイトで確認できます。

これにより、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、今後さらなる業務の効率化を進めていく見込みです。

会社情報

会社名

日本オラクル株式会社

住所

東京都港区北青山2-5-8オラクル青山センター

電話番号

03-6834-6666