株式会社AGESTが「Sales Retriever」を導入
株式会社AGEST (以下AGEST) は、社内営業プロセスの改革を目指し、Sales Retriever株式会社が開発した企業リサーチ型商談準備AI「Sales Retriever」を2025年4月から導入しました。この取り組みにより、AGESTの初回商談からの案件化率が前年比でなんと2倍に向上しています。
背景と課題
AGESTは、テストソリューション事業を中心にシステム開発や運用支援を行う企業です。新規開拓を担う営業チームは、毎月100件以上の商談に取り組んでいますが、いくつかの課題に直面していました。特に、商談準備にかかる時間が長く、1件あたり約40分も要していました。このため、営業担当者は月に20時間以上も準備に費やしてしまう状況が続いていたのです。
また、商談の質が受注成果に直結する中で、効率性とクオリティの両立が強く求められていました。商談準備にかける時間をいかに短縮し、質の高い提案を行うかが大きな課題だったのです。
導入効果
AGESTが「Sales Retriever」を導入したことで、商談準備の時間は大幅に短縮されました。具体的には、商談準備時間が40分からわずか15分に減少しました。この短縮は、AIが企業の公開情報を自動的に収集し、情報を構造化することにより実現されました。従来手作業で行われていた複雑なリサーチ業務が効率化されたことで、営業メンバーは短時間で質の高い準備が可能となりました。
さらに、商談準備の工数が削減されたことにより、営業担当者はより詳細な情報に基づいた仮説を立案し、提案資料の精度を高めることができました。この結果、初回商談の惹きつけ力やヒアリングの深度が向上し、案件化率は前年同期比で2倍に達しました。この成果は、AGESTの営業活動における大きな進展を示しており、商談の成功率向上に直結していると言えるでしょう。
「Sales Retriever」の概要
「Sales Retriever」は、AIを活用し、企業の決算資料やニュースなどから商材に関する情報を自動的に収集・整理します。この仕組みにより、営業担当者は煩雑なリサーチ業務を行わなくても、短時間で質の高い商談準備が実現できるのです。具体的には、営業担当者は短時間でアポイントを獲得し、受注率を向上させることが期待されます。
まとめ
AGESTの「Sales Retriever」導入は、営業組織の効率化と商談成功率の向上に大いに寄与しています。このようなAI技術の導入は、今後の営業活動においてますます重要性が増していくでしょう。AGESTは引き続き、先進的なテクノロジーを活用して競争力を高める方針です。