新機能で34疾患予測
2024-09-27 21:07:49

AIを活用した健康管理が進化!新たに34疾患の発症リスク予測が可能に

AIを活用した健康管理の新たな一歩



ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供するAI予測分析ツール「Prediction One」が、PHR(パーソナルヘルスレコード)システム「カルテコ」において、新たに34種類の疾患についての発症リスクを予測できる機能を発表しました。この新機能は、健康診断の結果を基に、3年以内に発症する可能性がある疾患リスクを明らかにする「未来予測レポート」に盛り込まれています。

健康リスクを把握するための必須ツール


「カルテコ」は、メディカル・データ・ビジョン株式会社が提供するシステムであり、医療データの管理が容易に行えるツールです。新たに導入された「未来予測レポート」は、従来の非AIロジックによる6疾患の予測から大きく進化し、「Prediction One」のAI分析によって、合計34疾患の発症リスクが把握できるようになりました。

34疾患のリスクを明示化


新しいレポートには、対象疾患の発症確率に加え、疾患が発生した場合の生活の質(QOL)への影響度、同性・同世代と比較した発症リスクの程度、生活習慣の見直しによってリスクがどのように変化するかをシミュレーションする機能が追加されます。

これによって、ユーザーは自らの健康リスクを明確に把握し、疾病予防や健康維持に向けた行動を見直すきっかけとなります。例えば、健康データをもとに、食生活や運動習慣を改善する働きかけができるようになります。

34の疾患リスト


具体的に予測可能な疾患には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、脳卒中、心不全などが含まれます。これにより、ユーザーは自身の健康状態に対する理解を深め、早めの二次検診を受ける意欲を高めることが期待されます。

無料で利用できる機能


「カルテコ」は基本的な診療記録や健診結果の確認が無料で行えますが、新機能である未来予測や医療費情報の確認には月額料金が発生します。それでも、健康リスク管理が容易になることは、大きなメリットです。

メディカル・データ・ビジョン株式会社の役割


このシステムの実現には、メディカル・データ・ビジョン株式会社が保有する国内最大規模の診療データベースが大きく寄与しています。同社はエビデンスに基づく医療の実現を目指しており、「カルテコ」を通じて国民が自ら医療を選択できる社会作りに貢献しています。

まとめ


AI技術の進展により、健康管理がより身近で手軽になった今、導入された新機能は、私たちの健康リスクを効果的に把握できる強力なツールとなるでしょう。「Prediction One」と「カルテコ」を活用することで、より良い健康管理や疾病予防が期待されます。今後も、AIの進化が私たちの生活にどのように影響を与えていくのか、大いに注目したいところです。


画像1

画像2

会社情報

会社名
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
住所
東京都港区港南1-7-1
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。