新しいスポーツメンタルラーニングプログラムがリリース
株式会社Plus One Academyと一般社団法人フィールド・フローが共同で提供する新たなプログラム「現役プロアスリート向けスポーツメンタルラーニングプログラム」 が登場しました。このプログラムは、プロアスリートが抱えるメンタル面の課題を特に重視し、選手たちが自らのパフォーマンスを向上させる手助けを提供します。
「心技体」の重要性
スポーツにおけるパフォーマンスは、心・技・体のバランスによって成り立っています。近年、テクニックやフィジカルのトレーニング方法は多くの専門知識が蓄積されていますが、メンタルに関しては依然として具体的なアプローチが不足しているのが現状です。このため、多くの選手がメンタル面で課題を抱えたままでいることが多く、その解決策が求められています。
開発の背景
このプログラムは、プロサッカー選手の上島拓巳氏が自らの経験を通じて、メンタルコーチングの重要性を感じたことからスタートしました。選手としてのパフォーマンスを最大限に引き出すためには、心のバランスが不可欠であるとの認識から、フィールド・フローとの連携が実現しました。昨年実施されたトライアルを経て、プログラムはさらに進化しました。
プログラムの内容と特徴
本プログラムの特筆すべき点は、メンタルスキルとセルフコーチングの手法を学ぶ【オンラインクラス】と、プロのスポーツメンタルコーチと行う【マンツーマンコーチング】の2つの要素を組み合わせていることです。この両者を2週間ごとに繰り返し実施することで、短期的な課題解決と長期的な成長を目指します。
オンラインクラス
このクラスは、2週間に1回、グループ形式で行われ、全10回の開催でそれぞれ90分のセッションです。具体的な内容は以下のように構成されています。
- - セルフコーチングの基礎
- - 目標設定(結果、パフォーマンス、ストーリーの3つ)
- - パフォーマンス分析
- - モチベーション管理
- - イメージトレーニング
- - コミュニケーションスキルの向上
マンツーマンコーチング
このセッションでは、認定メンタルコーチとの1対1の指導が行われます。こちらも2週間に1回、計10回のセッションとし、各選手が直面している具体的な問題に向き合います。メンタルやコミュニケーションにとどまらず、競技の技術や戦略に対するアプローチ方法についても議論します。
今後の展望
プログラムは第1期が2024年2月29日から始まり、現役のプロサッカー選手を対象に10名が定員とされています。第2期以降の展開も視野に入れ、他競技への応用も検討されています。費用は20万円(税込22万円)で、内容には全ての講座とマンツーマンセッションが含まれています。
プログラムの狙いと佐藤陽一郎氏のコメント
一般社団法人フィールド・フローの代表理事である柘植陽一郎氏は、「このプログラムを通じて、アスリートが自身の成長を加速させることを目指しています。メンタル面の向上が、全体的なパフォーマンスの質を高めることに繋がります」とコメントしています。
上島拓巳氏も、「このプログラムは選手としてのパフォーマンスを向上させるために設計されています。今、メンタル面の強化が必要とされている中、多くのアスリートがこのプログラムを利用することで、スポーツ界全体のレベルアップに寄与できれば」と期待の声を寄せています。
まとめ
「現役プロアスリート向けスポーツメンタルラーニングプログラム」は、選手がメンタルを強化し、パフォーマンスを最大化するための新しい手段です。心の部分が整うことで、より高いレベルで競技を行えるようになることが期待されています。自身の成長を望むアスリートたちは、この機会にぜひ参加してみてはいかがでしょうか。