要介護者とヘルパーをつなぐ新機能が追加された「I care you」

はじめに

介護が必要な方とヘルパーをつなぐ新しい仕組みが登場しました。株式会社SENSECAREが提供するマッチングプラットフォーム「I care you」は、12月1日から新機能を追加し、訪問介護の利用をより簡単に、かつ便利にしました。

新機能の詳細

1. 動画での自己紹介機能

このサービスの新たな特徴として、ヘルパーが動画で自己紹介できるようになりました。これにより、要介護者はヘルパーの人柄を事前に知ることができるため、適切な相性の確認が可能です。また、ヘルパー側も自身の誠実さや雰囲気を伝える手段として効果的です。

2. 地図上での訪問介護依頼の検索

新機能では、地図上で訪問介護サービスを探すことができるようになりました。プライバシーに配慮し、正確な位置情報は表示されませんが、どの地域でヘルパーが活躍しているかを確認できるため、安心してサービスを依頼することができます。

3. コミュニケーション機能の強化

さらに、ヘルパーと要介護者の間でコミュニケーション機能が向上しました。写真を添付することで、特に注意してほしい場所や家の周辺の状況を共有することができ、よりスムーズな介護が実現します。

4. UIの改善とセキュリティの強化

ユーザーインターフェースも最新のものに変更され、カレンダーや日時選択の操作も快適になりました。また、安全面でも改善が図られ、ユーザーが安心して利用できる環境が整えられています。

介護の現状と「I care you」の意義

日本は現在、超高齢社会に突入しています。2025年までには全国で約37.7万人の介護人材が不足するとされています。この状況の中、介護を必要とする方々やその家族が自分に合ったヘルパーを見つけることは、ますます難しくなっています。

「介護離職」という言葉があるように、親の介護が原因で仕事を辞めざるを得ない人も増加しています。それに対して、介護職の待遇や労働環境の悪化から、介護資格を持ちながらも仕事に就いていない人も多い現状があります。こうした中、要介護者とヘルパーのニーズのギャップを埋めるためには、柔軟な働き方と給与の改善が急務です。

「I care you」は、こうした問題を解決する手段として、Web上での直接的なマッチングサービスを提供しています。これにより、要介護者は必要な時間に適切なサービスを受けられ、ヘルパーは自分のスケジュールに合わせて高い水準の収入を得ることができるのです。