株式会社obnizは、IoTを駆使した新しいソリューションを提供開始しました。それは、屋内位置情報サービスでおなじみの株式会社ビーキャップと協力して開発した「研究設備の稼働可視化・利用記録自動化ソリューション」です。このサービスは、医薬や先端技術の研究機関向けに特化されており、効率的なデータ管理を実現します。
背景
近年、製造業や研究開発の現場では、ベテラン人材の退職に伴う人手不足が深刻な問題として浮上しています。特に、医薬・先端技術研究所ではアナログな運用が依然として多く、設備確認や機材探索、利用履歴管理が手作業で行われています。このような状況下で、データの可視化と管理の効率化が求められています。
新ソリューションの特徴
「obniz Now」と「Beacapp Here」を組み合わせることで、研究設備の稼働状況をリアルタイムで把握することが可能になります。具体的には、obnizのIoTプラットフォームが設置されたセンサーを通じて、機器の利用状況を自動で取得します。さらに、ビーキャップの技術を活用することで、人やモノの位置情報も瞬時に可視化され、必要なデータが自動的に記録されます。
従来の方法では、作業者が手入力を行う必要があり、運用負荷が増大することが多かったですが、この新しいアプローチでは、その負担を軽減し、現場も普段通りの業務を行うことができます。これにより、業務の効率化と研究の質の向上が期待されます。
具体的な機能
本ソリューションでは、次のような情報がリアルタイムに把握できます:
- - 稼働中の設備
- - 空いている設備
- - 設備を利用しているユーザー
- - 設備や研究機材の所在地
これらのデータは、ビーキャップの界面上に可視化され、誰もがアクセスできる形で提供されます。
対象となる設備
導入される設備は例として、冷却装置、シェーカー、電子顕微鏡など、多岐にわたる研究機器が含まれます。ビーコンを用いて、設備や資機材の所在を管理し、探索時間の削減にもつなげます。
期待される効果
このソリューションにより、以下のような期待効果が見込まれます:
- - 業務効率の向上:移動や検索の時間が短縮され、煩雑な管理作業が減少します。
- - 設備運用の最適化:利用状況の可視化により、運用の最適化が可能になります。
- - データのトレーサビリティ強化:利用履歴が自動で記録され、監査にも対応できるようになります。
今後の展望
両社は、先ずは研究設備向けに本ソリューションを導入し、その後2026年からはさまざまな業界での展開を進める予定です。工場や病院、物流施設など、多様な現場でのデジタルトランスフォーメーション(DX)が期待されており、今後のさらなる進化に注目です。
この新たなソリューションの導入は、研究の効率性を飛躍的に向上させる可能性を秘めており、未来の研究開発のスタンダードとなるでしょう。