横浜観光サイト改善
2019-04-12 10:01:35

横浜市観光情報公式サイトのアクセシビリティ向上サービス『FACIL’iti』導入

横浜市の観光情報公式サイトに新たなバリアフリー支援



横浜観光コンベンション・ビューローは、観光情報公式サイトの使いやすさを向上させるため、4月よりフランスのデジタルアクセシビリティサービス『FACIL’iti』を導入しました。このサービスは、年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが快適にウェブサイトを利用できることを目指しています。

使いやすさの向上を支える『FACIL’iti』



『FACIL’iti』は、フランスの企業が開発した革新的なシステムで、視覚的な障害を持つ人々を含む多くの利用者がウェブサイトを容易に閲覧できるようサポートします。このサービスは、既存のサイトのコードを変更することなく、簡単なタグの挿入で導入可能です。この特徴から、業界では低コストかつ迅速なウェブアクセシビリティ対策として注目を集めています。

画面を最適化する機能



『FACIL’iti』は、視覚、動作、認識に関するさまざまな障害を持つ方々に対し、以下のような支援を行います。

  • - 視覚関連: 色の変更や文字サイズの調整を行い、視認性の向上を図ります。例えば、色盲や老眼の方がより見やすい形で情報にアクセスできるようになります。
  • - 動作関連: リンクエリアの拡大や文字間の調整を行い、操作しやすい環境を提供。関節症やパーキンソン病などの症状に配慮した設計がされています。
  • - 認識関連: 読みにくい文字に色付けを行い、サイズを調整することにより、読みやすいサイト環境を提供。特にディスレクシアなどの障害を抱える人々にとって、利便性を大きく向上させます。

世界的イベントを見据えた取り組み



この多様なサービスの導入背景には、2020年東京オリンピック・パラリンピックや、2019年のラグビーワールドカップなど、世界的なスポーツイベントを視野に入れた横浜市の観光戦略があります。これにより、海外からの観光客や障害を持つ方々に向け、横浜市がより快適な訪問地であることをアピールすることが目的です。

今後の展望



今後、横浜市では、疾患団体などとの連携を強化し、ユーザーインタビューを通じてさらなる機能向上を目指していくとしています。また、定期的なサービスのアップデートも予定されており、常に進化し続けるウェブサイトを目指しています。

まとめ



『FACIL’iti』の導入によって、横浜市の観光公式サイトは、今後ますます多様なお客様に対して使い勝手の良いものへと進化することが期待されています。アクセシビリティの向上は、全ての人々にとって快適で便利なインターネット環境を実現するための重要なステップであり、横浜市の取り組みが他の地域にも影響を与えることが期待されます。

会社情報

会社名
ファシリティジャポン株式会社
住所
東京都千代田区二番町9-3THE BASE麹町
電話番号
03-6403-0926

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