国内シェアNo.1 HULFTのモダナイズ支援プロジェクト
プロジェクトの背景と概要
株式会社アイスリーデザインは、ファイル転送ミドルウェア「HULFT(ハルフト)」の開発を手がける株式会社セゾンテクノロジーと共同で、同製品のモダナイズ支援プロジェクトをスタートしました。HULFTは国内におけるシェアNo.1のファイル転送ツールとして広く知られていますが、その導入企業のユーザー層は世代交代が進んでいます。これに伴い、UI/UXのリニューアルが求められるようになりました。
アイスリーデザインは、ユーザー調査からUIデザイン、そしてプロトタイプ作成に至るまで、全面的なサポートを提供。特に若い世代の意見を取り入れ、製品を最新のニーズに適応させることを目指しました。この試みを通じて、HULFTのさらなる進化に向けた具体的な方向性を示すことができました。
プロジェクトの目的
本プロジェクトは、お客様の声を正しく把握し、それを基にHULFTを進化させることを目的としています。また、ユーザーのニーズに応じたUI/UXを実現することで、製品の競争力を高める狙いもございます。
直面した課題
ユーザーの声を把握する難しさ
HULFTのさらなる発展のためには、ユーザーからのフィードバックが不可欠です。しかし、どのようにその声を集めるかについては多くの手間が伴います。
専門的ノウハウの不足
プロジェクトを小規模に開始したいと考えながらも、自部門にはUXリサーチの専門家が不足しており、十分な調査や改善が行えない状況でした。
内製による発想の限界
社内だけでの取り組みでは、新しい視点やアイデアを引き出すのが難しいという懸念がありました。これは製品改善の手法を制約する要因となっていました。
アイスリーデザインの支援内容
エキスパートレビューによる課題整理
HULFTのUI/UX改善に向けて、専門的な観点からヒューリスティクスに基づく評価を実施。これにより、改善点の洗い出しと社内への理解促進に向けた丁寧なレポートを作成しました。
若い世代のインサイト収集
HULFTの将来的なユーザー層に近い新卒社員に対し、NPSアンケートおよびインタビューを実施。その結果、現代のニーズを反映させた提案ができました。
プロトタイプ作成と評価の収集
調査結果を基にした2種類のプロトタイプを作成し、それをもとにユーザーからのフィードバックを受けることで、製品改善のための根拠を明確にしました。
まとめ
このプロジェクトを通じて、アイスリーデザインはHULFTのモダナイズへ向けての重要な第一歩を踏み出すことができました。今後も、ユーザーの声をしっかりと反映させながら、HULFTは進化し続けることでしょう。
詳しいインタビュー記事は、
こちらからご覧いただけます。