イトーキが手掛けたオックスフォード・インストゥルメンツの新オフィス
株式会社イトーキが、オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社の新しいオフィスデザインを発表しました。このデザインは、2023年9月に東京都品川区に完成し、空間デザインを通じて「働く環境の改善」を目指しています。イトーキは、このプロジェクトを通して、デザイナーの視点からなぜこのような空間作りが重要なのかを解説するデザインギャラリーサイト、ITOKI WORK-Style Designを運営しています。
Seamlessなオフィス設計
新しいオフィスのデザインコンセプトは「Seamless」です。この考え方は、オフィス内の壁を取り払うことで、社員や他部門、お客様とのコミュニケーションを促進し、自由な動線を作り出すことを主眼にしています。特に、天王洲と日本橋に拠点を集約し、ショールームの充実を図ることにより、グローバル企業としての訴求力を高めることが狙いです。これにより、部門間の連携を強化し、より効率的な業務スタイルを追求しています。
温かさを感じる空間デザイン
デザインは、温もりのある木材を使用し、日本らしい美しい意匠が施されています。このアプローチは、社員一人ひとりの快適さを重視した多様な執務エリアの設計に反映されています。人々がフラットに繋がり、創造性を引き出すための余白のある空間が特長であり、チーム全体の連携を促進します。また、このプロジェクトでは、移転により余剰となったオフィス家具を海外に寄付することで、持続可能な開発目標(SDGs)にも寄与する取り組みがなされています。
ITOKI WORK-Style Designとは
ITOKI WORK-Style Designは、イトーキが手掛けるデザインギャラリーサイトであり、最新の空間デザイン事例をデザイナー視点で紹介しています。特に、企業の人的資本経営が注目される現在、働く環境の見直しは従業員の生産性やエンゲージメントを向上させるうえで重要な要素となっています。そのため、サイトでは「リアライズ」というテーマのもと、経営理念を体現するオフィスや人々が行きたくなるオフィスの実現に役立つコンテンツを提供しています。具体的な事例は随時更新され、豊富なビジュアルと共に紹介されます。
イトーキの取り組みとビジョン
株式会社イトーキは1890年の設立以来、オフィス家具の製造販売や空間デザインを手掛けており、働く場をより良くすることに取り組んでいます。近年では、ハイブリッドワークの普及に伴い、様々な働き方に対応した空間の設計や、最適なオフィス運用を支えるコンサルティングサービスを展開しています。外部のデザイナーとの協業も盛んに行われ、新たなワークスタイルやワークプレイスの提案を行っています。
このように、イトーキが手掛けたオックスフォード・インストゥルメンツ株式会社の新しいオフィスデザインは、単なる空間作りを超え、社員の生産性向上やチームの結束を生むための場としての役割を果たすことを目指しています。デザインの詳細やオフィスの写真は、ITOKI WORK-Style Designにて確認できます。さらに、イトーキの取り組みは、人々がより良い環境で働くためのヒントが詰まっています。