名古屋証券取引所プレミア市場への重複上場決定
この度、株式会社PR TIMES(東京都港区、代表取締役:山口拓己)は、名古屋証券取引所からプレミア市場への上場承認を受けました。この上場は、2025年8月6日に予定されており、現在の東京証券取引所プライム市場に加え、新たに名古屋証券取引所でも取引が可能となることを示しています。
上場の目的と背景
PR TIMESは、「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」というミッションを掲げ、ポジティブな情報を通じて個人が勇気を持ち、前向きになれる社会を目指しています。これを実現するために、同社が提供するプレスリリース配信サービス「PR TIMES」は、利用企業が10万社を超えており、社会的な情報インフラの構築に注力しています。また、グローバルな挑戦にも力を入れており、国内外の市場での存在感を高めています。
同社グループには、ビジネス向けのSaaSツール「Jooto」と「Tayori」、スタートアップメディア事業の株式会社THE BRIDGE、システム開発事業の株式会社グルコース、SNSマーケティング支援事業の株式会社NAVICUSも含まれており、多様な事業展開を行っています。
名古屋証券取引所プレミア市場における上場は、特に東海地域を含む個人投資家との接点を増やし、同社のミッションや事業内容への理解を深めてもらうための重要なステップと位置づけています。この上場によって、より多くの投資家に取引機会を提供することができ、今後の会社の成長に寄与することが期待されています。
上場維持基準への取り組み
PR TIMESは、2025年2月28日を基準日として、東京証券取引所プライム市場の上場維持基準に向けた改善計画を進めています。流通株式時価総額が未達であったものの、名古屋証券取引所での重複上場により、安定した投資対象としての信頼性を高める狙いがあります。これによって、株主や投資家に安心感を提供し、投資意欲を高めることが期待されます。
2026年に向けた業績の見通し
また、2026年の業績予想では、売上高92億5百万円(前期比15.0%増)、EBITDA34億42百万円(58.3%増)、営業利益31億49百万円(67.7%増)を見込んでいます。同社は中期経営目標「Milestone 2025」に沿って、持続的な事業成長と企業価値の向上に取り組んでいく方針です。
新たな支社の設立計画
PR TIMESは、今後も地域への投資を続け、大都市圏を中心にビジネスを拡大する意向があります。2024年10月に関西支社を開設した後、東海支社の新設も計画しています。地域の企業や社会に貢献するPRの力を実感してもらうことで、地域社会との連携を強化することを目指します。
まとめ
PR TIMESは、今回の名古屋証券取引所プレミア市場への重複上場を通じて、投資家層の拡大を図り、企業と地域社会とのつながりを深めていく方針です。この新しいステップが果たす役割は、同社のさらなる成長に貢献し、長期的な視点での価値向上につながることでしょう。