再発乳がんと真剣に
2025-11-10 15:25:56

再発乳がん患者の“生きる力”を描いたショートフィルム上映イベントレポート

再発乳がん患者の“生きる力”を描くショートフィルムの上映イベント



10月はピンクリボン月間であり、この機会に日本イーライリリー株式会社と株式会社ビジュアルボイスが共同制作したショートフィルム『日々をつなぐ』の完成披露プレミア上映が行われました。本作は、再発乳がん患者の生きる力に焦点を当てた作品で、会場には多くの関係者や観客が集まりました。

映画上映とトークセッションの盛況



イベントはショートフィルムの上映から始まり、観客は物語に引き込まれました。後半では、がん研究会有明病院の高野利実院長補佐が乳がん治療の最新情報を解説し、続いてトークセッションが行われました。登壇者には主演の南果歩、脚本・監督の井上博貴、再発乳がん患者の荻原卯月、高野先生が揃い、様々な視点からの活発な意見交換が展開されました。特に、再発乳がん患者の生きる力や絆の重要性がテーマとされたことが印象的でした。

制作の背景と金継ぎの象徴性



井上監督は本作品のテーマとして「生きる力を見出すこと」を掲げており、制作過程で再発乳がん患者のエッセイを読み、交流の重要性を感じたことが基となっています。金継ぎという伝統技術を通じて、割れた器を修復する過程が患者の心情と重なります。「金継ぎは傷を隠すのではなく、むしろ強調して修復する点が魅力です。この点が、再発告知を受けた後にも生き続けることに通じると考えました」と彼は熱く語りました。

生きる力の象徴としての「CAN友」



トークセッションでは、南果歩さんが「ジュエリーデザイナーとの出会いが生きる力のきっかけであった」と述べ、再発乳がん患者として日常生活の中で感謝の気持ちを持つ重要性にも触れました。さらに、荻原さんは、父母や親族の支えが自分の生きる力であり、特に小さい頃からもらった『浅田飴の缶』の思い出が告知を受けた際の自身の気持ちに深く影響したと語りました。また、「がんを経験した仲間を『CAN友』と呼び、彼らの支えがあることが大きい。」という彼女の言葉からも、同じ経験を分かち合うことの重要性が伝わります。

乳がん治療の進歩



高野先生は、初発と再発では患者が受け止める気持ちが異なることを説明し、「再発の告知は特にショックを受けるが、治療は日々進歩している」と力強く語り、荻原さんもその言葉に共鳴しました。多様な治療環境が患者にとっての心の支えになることを伝えました。

YouTube公開の重要性



ショートフィルム『日々をつなぐ』は、YouTubeおよび公式ウェブサイトで公開されています。監督の井上氏は、タイトルに込めた思いについて、「見た人たちの毎日がつながっていくことを願った」と述べ、荻原さんや南さんも、それぞれ自らの治療体験を語りながら、作品への期待と観ることの意義を強調しました。

このような取り組みを通じて、日本イーライリリーは再発乳がん患者の心に寄り添い、彼らがしっかりと生きる力を見いだす手助けをしています。今後も多くの人々がこの映画を通して希望を見つけられることを願っています。

まとめ



日本イーライリリー株式会社は、今後も革新的な医薬品の開発や患者支援に真摯に取り組んでいくことが期待されます。このショートフィルム『日々をつなぐ』をぜひ観て、再発乳がんの患者の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
日本イーライリリー株式会社
住所
兵庫県神戸市中央区磯上通5-1-28LILLY PLAZA ONE Bldg
電話番号
078-242-9071

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