神戸から生まれた特別なマリンコレクション
神戸という港町の要素を纏った新しいファッションコレクションが、フェリシモの創立60周年を契機に誕生しました。その名も「マリンコレクション」。
これは、フェリシモが展開するファッションブランド「MEDE19F」が手掛けたもので、神戸ファッション美術館が共同制作として関わっています。このコレクションは、ファッションだけでなく、地域文化や歴史をも反映した特別なアイテムに仕上がっています。
神戸ファッション美術館との初コラボ
神戸ファッション美術館は、日本初の公立美術館で、ファッションに特化した展示を行っています。この美術館と民間企業であるフェリシモのコラボレーションは今回が初めてとなり、期待が高まっています。
具体的には、神戸ファッション美術館が所蔵するアーカイブの中から選ばれた、歴史的なマリンスタイルのディテールを参考にしながら、3つのアイテムを新たに再構築しました。これにより、現代的なエッジを感じるマリンスタイルが誕生したのです。
コレクションのラインナップ
今回のコレクションには、以下の3つのアイテムが登場します。
1.
ネイビーブレザー:クラシックな雰囲気を取り入れつつ、今のトレンドも感じさせるアイテムです。特に、ボックスシルエットとビッグショルダーの組み合わせが特徴的で、洗練された印象を与えます。
2.
マリンパンツ:このパンツは、通常のスーツ地とデニム地を組み合わせた個性的なデザインが魅力です。ワイドシルエットながらも、スタイリング次第でカジュアルにもフォーマルにも使え、コーディネートの主役になれること間違いありません。
3.
スーベニアスカーフ:約65×65cmのサイズで、エジプト由来のデザインが施されています。首もとやバッグのアクセントにぴったりで、神戸の海風を感じさせる特別感があります。
これらのアイテムは、すべて神戸ファッション美術館とのコラボレーションの成果として誕生しました。また、併せて手づくりキットブランド「Couturier」からは、ポーランドの伝統衣装を元にしたセーターキットも展開されており、手作りの楽しさもテーマとなっています。
展示のハイライト
「KOBE MARINE COLLECTION」展は、8月30日から開催され、期間中には神戸ファッション美術館が所蔵するアパレル製品や、コラボ商品が展示されます。この展示では、神戸の海に関する歴史や文化も紹介されるため、ファッションファンだけでなく、地域文化に興味がある方にもおすすめです。
学芸員の次六尚子さんは、「フェリシモのデザインチームと共に、お互いの視点を生かし合いながら、特別なコラボ商品を形にできたことを嬉しく思っています」とコメントしています。
フェリシモの未来
フェリシモは「ともにしあわせになるしあわせ」というコアバリューを持ち、創立60周年を迎えました。今後も社会貢献や地域文化の継承を目指した事業を展開していく予定です。神戸ファッション美術館とのコラボは、その一環として位置づけられ、地域と共に未来を創造する挑戦が続いています。
結論
神戸発の「マリンコレクション」は、港町の歴史と未来を感じながら、ファッションを楽しむための特別なアイテムたちです。ぜひ、皆様もこの機会に神戸の海風を感じてみてはいかがでしょうか。新しいスタイルで日常を彩る一着が、きっと見つかることでしょう。
公式サイトや展示会の情報をぜひチェックして、神戸の魅力を体感してください。