東横INNがオンライン診療サービスを導入
2025年9月、訪日外国人旅行者数が過去最高の3,000万人に達し、旅行者の4%が病気やけがを経験することが研究により示されています。このような数字を受け、株式会社東横INNはインバウンドのお客さまに対する安全で安心な宿泊環境を提供するため、ホテル客室で受診できるオンライン診療サービス『Mimipo for Travel』の試験導入を決定しました。
試験導入の概要
サービスはまず大阪エリアの5店舗で実施され、インバウンド旅行者の医療ニーズに応えるための試みです。このサービスの利用環境を整えることで、東横INNは宿泊客に対し安全性を提供し、医療案内がフロント業務の負担軽減にどの程度寄与するかを評価することを目指します。試験的な導入期間は2025年12月15日から2026年3月31日まで。期日後にサービスの有効性や運用上の課題を検証しつつ、今後の展開方針を決定する予定です。
試験導入店舗
サービスを試験導入する店舗は以下の5つです:
- - 東横INN梅田中津Ⅰ(大阪市北区)
- - 東横INN大阪通天閣前(大阪市浪速区)
- - 東横INN大阪天神橋筋六丁目(大阪市北区)
- - 東横INN大阪なんば(大阪市中央区)
- - 東横INN東大阪(東大阪市)
店舗での案内方法
- - フロントカウンターやビジネスカウンターに三角ポップを設置します。
- - 体調不良を訴えたインバウンドのお客様には、名刺カードを使って案内します。
オンライン診療サービス「Mimipo for Travel」
このオンライン診療サービスは、以下の特徴を持っています:
- - ホテル客室でオンライン診療を受けられる。
- - 最大256か国語に対応しており、24時間365日利用可能。
- - 医師、医療通訳者、看護師による診療が行われる。
- - 診察後は近隣薬局で処方薬を受取ることができます。
東横INNの特色
全国ネットワークとしての優位性
東横INNは、日本全国で最も多くの客室を持つホテルチェーンです(※1)。「あらゆる人の移動を支える基地」というコンセプトのもと、国内だけでなく韓国やドイツ、フランスなどの海外にも展開し、350以上の拠点でサービスを提供しています。
料金とサービスの透明性
『原則ワンプライス』を掲げ、サービスや品質だけでなく、宿泊料金でも安心感を提供しています。顧客が予算に合った宿泊が可能な価格設定に力を入れ、誰でもわかりやすい安定した料金を実現しています。
おもてなしの心
東横INNのおもてなしは、顧客に感動体験を提供することをモットーにしています。清潔で快適な客室、各店舗ごとの特徴ある無料朝食、そしてお客様を笑顔で見送る姿勢が評価されています。
このように、東横INNは顧客のニーズを重視し、安全で快適な宿泊を提供するために新しい取り組みを進めています。今後の展開が楽しみです。