自動車の未来を守る!CODE BLUEで初開催のハッキングコンテスト
自動車の進化は青信号のように急速に進んでいます。先進的な技術が導入される一方で、サイバーセキュリティの重要性が増しています。これを受けて、株式会社イエラエセキュリティは、日本最大級のセキュリティ国際会議CODE BLUEにおいて、車載ネットワークを対象とした「Car Hacking Challenge」を初めて開催しました。
開開催の背景と目的
昨今、自動運転車やコネクテッドカーといったIT化が進む自動車業界では、利便性の向上と同時に新たなサイバー攻撃のリスクも高まっています。これに対処するため、イエラエセキュリティは、実際の車載ネットワーク環境を模倣したコンテストを開催することにしました。このイベントは、参加者が脆弱性を見つけ出し、自動車を守るためのスキルを磨く場です。
本コンテストは、Karamba SecurityおよびSOMPOリスクマネジメントと協力して実施され、自動車セキュリティエンジニアの育成にも寄与しています。
コンテストの内容
「Car Hacking Challenge」は、自動車が運行中に流れる通信データとECU(電子制御装置)のプログラムを解析し、脆弱性を発見するコンペティションです。参加者が用意された無線操作のラジコンカーの脆弱性を探し、エンジンやステアリングなどを不正に制御するための攻撃コードを実行します。チャレンジは段階的に難易度が上がり、セキュリティ機能が実装されることでより一層のスリルが味わえます。この2日間で最も多くの得点を獲得したチームが勝者となります。
今後の展望
イエラエセキュリティは、次世代自動車に必須となるセキュリティ技術の研究開発に注力しています。自動車のシステムやナビゲーション、自動運転機能への侵入テストや脆弱性診断サービスを提供し、これからも日本の自動車セキュリティレベル向上に寄与していく方針です。
これらの取り組みは、テクノロジーの進化とともに日々変化するセキュリティ環境において、安心・安全なモビリティ社会の実現に不可欠だと言えるでしょう。
CODE BLUEとは
CODE BLUEは、情報セキュリティの最前線を知る絶好の機会です。世界クラスの専門家たちによる講演や情報交換を通じて、参加者は最新のトレンドや技術を学ぶことができます。CODE BLUE 2018は、東京・新宿で開催され、イエラエセキュリティはシルバースポンサーとして参加しました。
会社概要
イエラエセキュリティの設立は2011年。東京都渋谷区に本社を構え、脆弱性診断サービスを提供しています。自動車のIT化が進む中で、同社は車載システムへの侵入テストやECUのファームウェア解析に力を入れています。今後、重要インフラや産業制御システムに対する診断にも取り組む予定です。
会社情報
- - 会社名: 株式会社イエラエセキュリティ
- - 代表者: 代表取締役社長牧田誠
- - 所在地: 東京都渋谷区本町3-12-1 住友不動産西新宿ビル6号館 7階
- - 設立: 2011年12月
- - 資本金: 5,100万円
- - 事業内容: Webアプリケーション診断、スマートフォンアプリ診断、ネットワーク診断、IoTセキュリティ診断、自動車セキュリティ診断
- - URL: ierae.co.jp
新しい技術の導入とともに、イエラエセキュリティは自動車とサイバーセキュリティの安全な融合を実現するため、これからも挑戦を続けていきます。