Moxaとヨコオのコラボレーションで5Gが進化
台湾に本社を持つMoxa Japan合同会社は、東京都港区を拠点とし、産業用通信機器の提供を行っています。この度、Moxaが展開する産業用プライベート5Gセルラーゲートウェイ「CCG-1520-T」と、株式会社ヨコオが手がけるローカル5G対応のMIMOアンテナ「YOZ-52714」と「YOZ-52544」が、日本国内の技術基準を満たすことによる技適マークを取得しました。この成果によって、Moxaとヨコオは、日本の産業現場のデジタル化を一層加速させることが期待されています。
デジタルトランスフォーメーションの実現
今回の技適マークの取得により、屋内での利用に限らず、工場、物流施設、エネルギー施設、建設現場、さらには港湾設備など、様々な屋外環境でのローカル5G活用が促進されます。Moxa Japan合同会社のプロダクトマーケティング統括部長であるJacky Chang氏は、「特に人手不足が深刻な工場や物流拠点において、自動搬送車両や重機の監視が可能になります。これにより、生産性の向上と人手不足の解消に貢献できることが嬉しいです」とコメントしています。
Moxaのゲートウェイ「CCG-1520-T」について
Moxaの「CCG-1520-T」は、厳しい環境下でも安定したパフォーマンスを発揮するために堅牢に設計されています。その特長には以下のポイン
トが挙げられます。
- - 広い温度範囲: -40~70°Cに対応。
- - 多様な接続性: デュアルSIMスロットやイーサネットポートを装備。
- - 低消費電力: 平均8Wで運用、バッテリー使用にも適す。
- - トラブルシューティング支援: Qualcomm社提供の解析ツールにより、開発がスピーディに進む。
公式ウェブサイトでは、CCG-1520-Tの詳細が見られます:
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ヨコオのアンテナ「YOZ-52714」「YOZ-52544」
一方、ヨコオが提供する「YOZ-52714」および「YOZ-52544」は、世界最小クラスのローカル5G対応MIMOアンテナです。これらのアンテナも技適マークを取得しており、以下の特長があります。
- - IP67対応: 屋外・屋内ともに広範囲に及ぶカバレッジ。
- - 広帯域対応: LTE、5G、ローカル5G(Sub6)に対応。
詳細については、ヨコオの公式サイトをご覧ください:
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未来の展望
Moxaとヨコオのコラボレーションにより、技適マークを取得した5Gゲートウェイとアンテナは、産業界でのローカル5Gのさらなる導入を後押しすることになります。これにより、工場、港湾、建設現場において多様なニーズに応じたネットワーク構築が可能となり、新たな価値の創出と運用効率の向上が期待されます。将来的には、スマートシティや自動運転技術としての5G活用が進み、日本の産業界がさらなる成長を遂げることが期待されたいます。
会社概要
- - 商号: Moxa Japan合同会社
- - 所在地: 東京都港区新橋4-22-4 VORT新橋IIIビル8階
- - 設立: 令和2年1月7日
- - 事業内容: 産業用接続機器及びネットワークインフラ構築製品の販売
- - URL: Moxa Japan公式サイト