チエルが教育現場を変革する『ExtraConsole® ID Manager』を進化させた理由

チエルが発表した『ExtraConsole® ID Manager』のメジャーバージョンアップ

チエル株式会社（本社：東京品川区）が、教育機関向けのID管理システム『ExtraConsole® ID Manager』をバージョンアップしたことを発表しました。この新しいバージョンは、特に学校教育向けのICT（情報通信技術）活用を支援するために設計されており、2025年2月にリリースされる予定です。

ID管理の重要性とその背景

近年、ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃が急増している中、セキュリティリスクが高まっています。2023年度には、ランサムウェアによる攻撃件数が前年比20％以上増加し、その手法もますます多様化しています。このような脅威から組織を守るためには、多要素認証やアカウントライフサイクルの適切な管理が必要不可欠です。しかし、特に学生の入れ替わりが頻繁な大学や教育機関においては、アカウント管理が煩雑になりがちです。そこでチエルは、これまでの課題を解決するために『ExtraConsole® ID Manager』を進化させました。

バージョンアップの主なポイント

新バージョンでは次のような機能強化が施されています。

1. GUIによる設定管理: 各種設定の管理がGUIを通じて行えるようになり、操作性が飛躍的に向上しました。
2. 安全な配信機能: 連携先のシステムへ確実かつ安全に情報を配信することが可能になりました。
3. セグメントの自由度: サーバーのセグメントを気にすることなく導入ができるようになりました。
4. 履歴機能の追加: ユーザーの更新管理がしやすくなり、過去の変更履歴をGUIで確認できるようになりました。
5. 配信状況の可視化: 配信状況を一目で確認できる機能が改善されています。

インターフェースの革新

新しい『ExtraConsole® ID Manager』は、従来の複雑なインターフェースを刷新し、システム管理者以外でも簡単に操作できるデザインとなっています。この改善により、教育現場の先生方やスタッフが使いやすくなることを目指しています。

さらなる連携と更新機能

今回のバージョンアップでは、他の接続システムとの連携がよりスムーズになりました。エージェント側からサーバーへ情報を取りに行く構成にすることで、ネットワークの状態に左右されず、安全に情報の配信が可能となりました。また、アカウントの更新履歴を簡単に確認できるようになり、従来のテキストベースのログに代わり、より正確で迅速な管理が実現できます。

教育現場への貢献

チエルは、「子供たちの未来のために、世界中の先生の授業をICTで支える」という理念のもと、教育ICT事業に特化した企業です。今回のバージョンアップを通じて、教育現場の皆様が抱える課題を解決し、生徒たちのより良い学びを支えるために努力してまいります。

今後の『ExtraConsole® ID Manager』にぜひご期待ください。製品情報やお問い合わせについては、チエルの公式ウェブサイトをご覧ください。