株式会社フジクラ、新工場の稼働開始
株式会社フジクラ(社長:岡田直樹)は、千葉県佐倉市に新たにSWR®新工場を建立し、ついに稼働を開始しました。この新工場では、同社が独自に開発した細径高密度型光ファイバケーブルWrapping Tube Cable®(以下「WTC®」)に実装される間欠固定型光ファイバリボン(Spider Web Ribbon®:以下「SWR®」)の生産が行われます。これにより、SWR®の生産量が光ファイバ長ベースで約30%増加する見込みです。
新工場建設の背景
近年、急速に進化する生成AI技術により、データトラフィックの需要が急増しています。このことが、大容量かつ低遅延の通信要求を高め、各国で光ブロードバンドやデータセンターの整備が進められています。そうした中で、フジクラは光ファイバケーブルの生産力を強化するべく、佐倉事業所内に新工場の建設を進めてきました。最終的に工場の稼働を開始し、2023年2月17日には開所式が行われました。
新工場の特長
SWR®新工場では、自社開発による製造装置を使用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に取り入れています。このような最先端技術の導入は、生産能力の向上に寄与するだけでなく、品質と生産性の向上も目指しています。さらに、フジクラはグリーントランスフォーメーション(GX)技術に力を入れ、カーボンニュートラルを達成することを目標としています。これにより、持続可能な社会への貢献を果たしながら、高度情報化社会の実現に寄与することを目指しています。
新工場に関する概要は以下の通りです:
- - 所在地: 千葉県佐倉市六崎1440、佐倉事業所内
- - 建屋面積: 約3000㎡
- - 投資額: 約100億円
これらの取り組みを通じて、フジクラは今後も技術革新を進め、高度情報化社会の発展に貢献することを誓っています。SWR®およびWTC®に関する詳細は、フジクラの公式ウェブサイトで確認できます。