GPS行動分析ツールの進化
2025-07-25 19:21:23

エゾウィンが新たに進化させたGPS行動分析ツール「レポサクトラフィック」

エゾウィンの新機能がもたらす行動分析の変革



エゾウィン株式会社(本社:北海道標津町)が手掛ける行動データ再生ツール「レポサクトラフィック」は、最新の技術を駆使し、進行方向の矢印表示機能と滞在時間の自動分析機能を追加しました。この機能により、GPSロガーから収集された1秒単位の軌跡データをもとに、車両の動きをより詳細に分析できるようになります。

開発の背景



特に市街地におけるごみ収集業務など、複雑なルートを持つ業務では、単純な軌跡表示だけでは実際の行動の意図や改善点を正確に把握することができませんでした。たとえば、どちらから来てどちらに向かったのか、なぜ特定のポイントで長時間留まったのかといった詳細な行動を理解することが必要です。このような背景から、エゾウィンは新機能の開発に踏み切ったのです。

新機能の詳細



1. 進行方向の矢印表示機能



この機能により、記録された走行軌跡の上に指定した間隔で進行方向を示す矢印を表示することができます。これによって、車両がどのルートをどちらの向きに移動したのかが一目でわかり、非効率な動きや旋回方法を確認することができるようになりました。

2. 滞在時間の自動分析機能



この機能は、特定エリアでの滞在時間を自動的に算出・表示します。たとえば、60秒間隔で5回矢印が表示された場合、そのエリアには約5分間滞在していたことが分かります。これにより、従来把握しにくかった休憩や待機時間を客観的に分析できます。

実際の活用例



新機能の導入により、以下のような具体的な業務改善が期待されます。

ごみ収集業務



業務効率を高めるため、ベテランの走行ルートを可視化し、組織全体でのお手本として活用できるようになります。また、滞在時間のデータは従業員の業務を客観的に証明し、クレームを軽減する助けともなります。

農作業



進行方向が統一されている場合、機械に負担の少ない作業が適切に行われていることを示します。このデータを新規就農者教育の材料として利用することで、効率的な技術継承が可能となります。

除雪作業



進行方向や滞在時間のデータは、除雪作業の実績を証明する材料となります。このように可視化することで、作業効率の向上が期待されます。

今後の展望



エゾウィンは今後も高精度なGPSデータを基に、現場のニーズに応じた新たな解析機能を開発していく予定です。現在、社内での運用が中心ですが、将来的には一般のお客様にも利用できる形でリリースを目指しています。エゾウィンはデータを活用し、現場の最適化と安全性向上を実現するための取り組みを続けていきます。

エゾウィン株式会社について



2019年に設立されたエゾウィンは、北海道標津町を拠点に、農業分野に特化した革新的な技術開発に取り組んでいます。近年では複数の賞を受賞し、注目のスタートアップ企業として成長を続けています。私たちの使命は、日本の農業の発展に寄与することです。今後も変わり続ける農業環境にしっかりと対応し、持続可能な未来を見据えた技術提供を行ってまいります。


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会社情報

会社名
エゾウィン株式会社
住所
北海道標津郡標津町字川北63-7
電話番号
0153-85-2800

トピックス(IT)

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