消えたターミナルの跡地を探索する
2025年7月16日、日本の鉄道の歴史に新たな視点を提供する書籍『鉄道“消えたターミナル”を歩く』がイカロス出版から発売されます。本書は、過去に存在した18のターミナル駅に焦点を当て、その消失の背景や現在の姿を探る内容となっています。著者の鼠入昌史氏は、多岐にわたるメディアでの執筆活動を経て、このテーマに取り組むことになりました。
ターミナル駅の意義とその変遷
ターミナル駅は、列車の始発や終着地点として、旅の始まりや終わりの象徴的な場所です。長年にわたり多数の旅客でにぎわいを見せてきましたが、時代の変化とともにその役割を終え、廃止される駅も少なくありません。本書では、消えたターミナルに訪れ、その背景を明らかにすることが目的とされています。
どのように跡地が変わっていったのか?
本書は、消えたターミナル駅の現在の姿をフィールドワークを通じて探求しています。「なぜこの駅は廃止されたのか」「どんな歴史を持っていたのか」など、様々な視点から考察がなされています。駅の歴史を知ることで、その場所に蔵される物語が浮かび上がることでしょう。
読者へのメッセージ
本書は鉄道ファンだけでなく、歴史や地理に興味を持つ方、街歩きが好きな方にも楽しめる内容です。実際に訪れた現地の写真や具体的なエピソードも載せられており、読むだけでなく、実際に足を運ぶきっかけにもなることでしょう。
本書の目玉
- - 汐留駅: 早期に貨物専業に移行したターミナルの歴史
- - 万世橋駅: 繁華街の中に位置しながらも消えてしまった背景
- - 片町駅: 京橋駅の近くにひっそりと存在していた駅の名残
鉄道への情熱
監修者の鼠入昌史氏は、様々なメディアでの記事執筆を行う中で鉄道関係の取材にも従事しており、著書には『トイレと鉄道』や『ナゾの終着駅』などがあります。彼の執筆によって、過去の鉄道の魅力やその消失までの流れを明らかにする本書は、鉄道好きにはたまらない一冊となっています。
書籍情報
- - 書名: 鉄道“消えたターミナル”を歩く
- - 著者: 鼠入昌史
- - 発売日: 2025年7月16日
- - 仕様: A5判 / 192ページ
- - 定価: 1980円(本体価格1800円+税10%)
- - ISBN: 978-4-8022-1634-0
これまで忘れ去られていたターミナル駅の歴史に再び光を当て、皆さんを新たな発見の旅へと誘う本書に、ぜひご期待ください。