ARで選挙候補者を知る
2025-06-30 11:44:17

スマホで簡単に候補者の結婚に対する考えを確認できるAR技術の導入

スマホで候補者の結婚に対する考えを確認!



7月10日よりサービスが開始された「MARRIAGE VISION(マリッジビジョン)」は、選挙ポスターにスマートフォンをかざすことで、候補者が「選択的夫婦別姓」と「同性婚」の法制化に賛成しているかどうかを一目で確認できるAR(拡張現実)技術です。このサービスは、公益社団法人Marriage For All Japan(マリフォー)と一般社団法人あすにはが共同で開発しました。

日本の現状と共同企画の背景



日本はG7諸国の中で、同性婚および選択的夫婦別姓を法的に認めていない唯一の国です。この状況を打開するために、マリフォーとあすにはは共同で取り組むことを決定しました。特に、2023年の参院選を前に、「結婚」について考える選挙の機会とし、有権者がどの候補者がこれらの問題に賛成しているのかを見極められるようにする狙いがあります。

MARRIAGE VISIONの利用方法



「MARRIAGE VISION」を利用する際、特別なアプリのダウンロードは不要です。次の簡単なステップに従うだけで利用できます。
1. ウェブサイトへのアクセス:まず、指定のURL(marriage-vision.com)に訪れます。
2. 選挙区の選択:表示される選挙区の中から、対象となるポスターの選挙区を選択します。
3. ポスターをかざす:選択したポスターにスマートフォンのカメラをかざします。

ポスターをかざすと、システムが自動で候補者を認識し、賛成している場合は3Dエフェクトが表示されます。「同性婚に賛成」や「選択的夫婦別姓に賛成」といったメッセージがAR上に現れ、視覚的に分かりやすく示されます。この判別は国会議員への大規模調査データに基づいています。

有権者にとっての意義



現代の社会において、スマートフォンの普及率は96%を超えています。このような中で、有権者が簡単に候補者の意見にアクセスできることは、民主主義の重要な一環と言えるでしょう。街頭に掲示される選挙ポスターは、選挙の最前線であるため、ポスターを利用した情報提供の方法は非常に効果的です。

選挙に向けて、マリフォーとあすにはは「MARRIAGE VISION」の活用を広め、結婚の平等(同性婚の法制化)や選択的夫婦別姓の実現を目指していく意向です。これにより、有権者が自分の意見や意思を反映させた選挙を行い、より良い未来を築く一助となることを期待しています。

Marriage For All Japanとあすにはについて



マリフォーは、「結婚の自由をすべての人に」を理念に掲げ、すべての人が結婚に関して自由に選択できる社会の実現を目指しています。2019年に設立されたこの団体は、弁護士や専門家が集まり、同性婚の法制化に向けて活動しています。

一方、あすにはも、選択的夫婦別姓の実現を目指す団体として、2018年から活動を開始しました。彼らは、ジェンダー平等の社会を築くための啓発活動も行い、国会や地方議会での陳情活動を通じて法改正を訴えています。

この新たなAR技術が、結婚や家族に関する法制度についての議論を促進し、有権者が自分の意見を反映させた選択を行う手助けとなることを願っています。


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会社情報

会社名
公益社団法人MarriageForAllJapan-結婚の自由をすべての人に
住所
東京都港区南青山4-16-11アールスクエア208
電話番号

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