アズパートナーズが実証する新しい介護の形～元気になるホームの評価結果～

アズパートナーズが示す「入居したら元気になる」介護の実績

株式会社アズパートナーズ（本社：東京都）は、介護付きホームにおける入居者の日常生活動作（ADL）自立度の改善を、大切な実証データとして発表しました。これは、自立支援介護とパワーリハ学会で行われたいくつかの研究の結果に基づいています。

FIMスコアの有意な改善

本研究では、2024年に新規に入居した要介護高齢者67名を対象に、入居時と約4か月後のFIMスコアを比較しました。その結果、スコアは57.46点から59.07点へと有意に改善したことが確認されました。特に、排泄動作、移乗、歩行や車椅子移動において顕著な改善が見られています。このことは、アズパートナーズが提供する介護サービスの質の向上を示す重要な証拠です。

生活リハビリとFIMスコアの関係

また、生活リハビリの内容とFIMスコアの改善との関連性も調査され、中程度の関連が認められました。ここでいう「生活リハビリ」とは、理学療法士による機能訓練ではなく、高齢者が日常生活の中で自らの力で動作することを支援する手法です。これにより、より現実的な形で生活の質が向上することが期待されます。

EGAO link®が提供する個別ケアの時代

アズパートナーズが2017年に導入したIoTシステム「EGAO link®」は、介護業務の効率化を図り、その結果として「個別ケアの時間」を生み出しました。これにより、入居者一人ひとりに対してきめ細やかな支援が行えるようになっています。このような新しい介護スタイルが、実際の生活機能の改善に寄与していることが明らかになりました。

介護業界の未来に向けた挑戦

今後もアズパートナーズは、科学的根拠に基づく自立支援介護を全ホームで実施し、入居者がその人らしい生活を送れるよう努めていきます。今回の実証結果によって、「入居したら元気になる介護付きホーム」という新たな価値を確立し、一層進化した介護を実践していくことを目指します。

この取り組みは、介護職員とリハビリ専門職が連携しながら進められているものであり、誰もが抱える「入居後の不安」を軽減する手助けをすることが期待されています。専門家たちは、今後の科学的介護の更なる発展を目指して継続的な研究と実践に取り組む所存です。

研究の専門家からのコメント

研究を牽引した小川康弘理学療法士は、「誰もが感じる入居後の不安に対する解決策を見出すべく、日々試行錯誤しています。連携を強化し、さらなる成長を目指します」と語ります。また、脇長洋一介護福祉士は、「入居者一人ひとりの背景に応じた関わりが、良い結果を生むことが重要です。科学的データに基づいた新たな価値創造を続けていきます」と述べています。

これらの成果は、今後の介護業界にとって大きな希望となることでしょう。アズパートナーズは、これを機にさらなる進化を遂げ、新しい介護のかたちを追求し続けることでしょう。