CREがインドネシアに物流拠点「Cella Sidoarjo DC」を取得予定

日本の企業、株式会社シーアールイー（CRE）は、その連結子会社であるCRE Asia Pte. Ltd.を通じて、インドネシアにおいて新たな物流拠点「Cella Sidoarjo DC Logistik Warehouse」を2024年12月に取得することを発表しました。このプロジェクトは、物流の革新を目指すCREの戦略の一環であり、インドネシアにおける業務の効率化を図ります。

プロジェクトの概要と背景

「Cella Sidoarjo DC Logistik Warehouse」の取得には、Cella Management Pte. Ltd.が関与しており、これによりCREはインドネシア市場での地位をさらに固めることができます。Cellaは、シンガポールに本拠を置くCRE Asia Pte. Ltd.、インドネシアのNWP Property、そしてBonny Setiawan氏との合弁で設立された企業です。

この物流倉庫は、インドネシアの第二の都市であるスラバヤ市に近隣するシドアルジョ県に位置し、タンジュン・ぺラック港やジュアンダ国際空港からも約40kmと交通アクセスが良好です。これは、東ジャワ州およびその近隣地域において、効率的な物流を提供するための理想的な立地です。

物件の特徴

取得予定の物件は、以下のような特徴を持っています：

- 施設名称：Cella Sidoarjo DC Logistik Warehouse
- 構造規模：平屋建て、一部3温度帯設備（ドライ、冷凍冷蔵）
- 敷地面積：約31,390㎡
- 賃貸面積：約21,651㎡（ドライ倉庫：18,732㎡、冷凍冷蔵倉庫：1,983㎡、事務所：936㎡）
- 床荷重：5t/㎡
- 有効高：14～15ｍ

本倉庫は、事前に現地のハイパーマーケット小売業者と賃貸契約を締結しており、竣工前から満床で運営されています。これは、CREの顧客基盤が広がっていることを示しており、今後の成長が期待されます。

NWP Propertyの役割

NWP Propertyはインドネシアにおいて急成長中の地域密着型消費者インフラを構築しており、ショッピングモールと物流施設を統合したビジネスモデルを展開しています。この会社は、技術革新やグローバル化の流れに乗って、物流施設を拡大しています。2015年の設立以来、商業施設と物流施設のプロジェクトを合わせて50棟以上保有し、総延床面積は100万㎡を超えています。

CREの事業展開

株式会社シーアールイーは、約1,600物件、約202万坪の物流不動産を管理運営しており、日本国内では最大規模の物流不動産専業管理会社です。また、ASEAN地域においてもシンガポール、タイ、ベトナム、インドネシアなどに進出しています。

これにより、国際的な物流ネットワークを強化し、今後もさらなる成長を遂げることが期待されています。CREは、物流不動産開発からアセットマネジメント、プロパティマネジメントまで、トータルなサービスをワンストップで提供しています。