EMC Healthcareが5.9億円を調達
介護と保育のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するEMC Healthcare株式会社(東京都千代田区、代表取締役:伊達仁人)が、シリーズBラウンドで5.9億円の資金調達を実施しました。本ラウンドでは、株式会社タウンズやSUWASHIN地域応援ファンドなど、7社の投資家が賛同し、介護DXサービス「OwlCare」や保育DXサービス「ベビモニ」の開発・拡充に必要な資金が確保されました。これにより、超高齢社会に対応した持続可能な介護システムを一層強化します。
介護業界の現状と課題
日本は急速な高齢化が進んでおり、それに伴って介護需要が急増しています。しかし、同時に介護業界は人手不足や労働環境の悪化、さらには介護サービスの質の確保と向上という大きな問題に直面しています。これらの課題を解決するため、業界全体でIT技術の導入やスタッフの待遇改善が求められています。
OwlCareの役割
EMC Healthcareは、シリーズAで調達した資金を用いて介護DXサービス「OwlCare」の開発を進めてきました。「OwlCare」は特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームなど数多くの介護施設に導入され、その効果が実証されています。このサービスは、従来の見守りセンサーやナースコールを統合したものであり、AI技術を駆使することで介護スタッフに的確な情報提供と双方向のコミュニケーションを実現します。
このような仕組みにより、業務負担を軽減し、効率的な人員配置や従業員の離職率の低下に寄与しています。
新たな取り組みと今後の展望
調達資金の活用で、EMC HealthcareはOwlCareの導入とサポート体制の強化を行います。また、長野県南信地域での製造体制を確立し、さらに地域に根ざした医療と介護の連携を強化する方針です。在宅介護への進出や医療・介護データの新たな活用方法も模索しています。
コメント
調達に関する意見を求めたところ、株式会社タウンズ代表取締役社長の野中雅貴氏は、「OwlCareは医療・介護現場が抱える大きな課題解決に寄与するだけでなく、RWD(現実世界のデータ)やPHR(個人健康記録)という重要なデータ基盤になると期待しています。」と語りました。
EMC Healthcareの伊達仁人代表取締役も、「当社のビジョンに共感し投資してくださった皆様に感謝します。この資金を基に、業界全体に良い影響を与えるための施策を推進してまいります。」と述べました。
保育DXサービス「ベビモニ」の紹介
さらに、EMC Healthcareは保育施設向け午睡見守りシステム「ベビモニ」も提供しています。AIを利用したこの画期的な見守りシステムは、天井に設置されたカメラで複数の子どもの姿勢を検知し、うつ伏せの際には警告を出します。日常の午睡チェック業務を自動化することで、保育士がより子どもたちと向き合う時間を持つことが可能になります。
今回の5.9億円の資金調達は、EMC Healthcareが今後さらに社会課題に取り組む強力な基盤となるでしょう。今後の展開に目が離せません。