第7回井上靖記念文化賞に石内都さん、安彦良和さんが受賞！旭川で贈呈式開催

第7回井上靖記念文化賞、受賞者発表！

旭川市で、地域文化への貢献を表彰する「井上靖記念文化賞」の第7回受賞者が決定しました。本賞には写真家の石内都さん、特別賞には漫画家の安彦良和さんが選ばれました。

石内都さん：記憶をテーマにした写真表現で高い評価

1970年代後半から、故郷である横須賀をテーマにした写真シリーズで注目を集めた石内都さん。その後も「Mother’s」シリーズや広島の原爆記念館遺品をモチーフにした作品など、記憶をテーマにした独自の表現で高い評価を得ています。身体と生理的な感覚、そして鋭い批評精神を融合させた作品世界は、見る者に強い印象を与えます。

安彦良和さん：漫画・アニメ界のパイオニア

国民的アニメ『機動戦士ガンダム』を手掛けたことで知られる安彦良和さん。その功績はガンダムにとどまりません。『虹色のトロツキー』では近代日本の闇を、『ヤマトタケル』や『ナムジ』では古代日本を描き、漫画の世界に新たな地平を切り開いたパイオニアとして称賛されています。

豪華選考委員陣

今回の選考委員には、川村湊氏（文芸評論家）、栗原小巻氏（女優）、建畠晢氏（美術評論家）、高橋源一郎氏（作家）、伴野昭人氏（北海道新聞社文化部長）と、各界の著名人が名を連ねています。

贈呈式は令和6年5月18日開催！

贈呈式は、令和6年5月18日（土）午後4時から、アートホテル旭川にて開催されます。受賞記念講演会も予定されており、入場無料（定員100名）です。詳細は旭川市の公式ウェブサイトでご確認ください。

井上靖記念文化賞とは？

旭川ゆかりの作家、井上靖氏の業績を記念し、地域社会への貢献が著しい文化活動をたたえる賞です。過去には、菅野昭正氏、小田豊氏、芳賀徹氏、宮本輝氏など、各界の著名人が受賞しています。

まとめ

写真家と漫画家という異なる分野で活躍する石内都さんと安彦良和さんが受賞した今回の井上靖記念文化賞。それぞれの独自の表現方法と、文化への貢献が認められた結果と言えるでしょう。贈呈式では、受賞者の方々の記念講演会も予定されているため、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

参考情報

井上靖記念文化賞公式ホームページ： https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/329/348/380/inouey_kinen.html
贈呈式詳細情報：https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/event/category-03/d079294.html