ラピュタロボティクス、自立型倉庫の採用決定
物流業界の効率化が進む中、ラピュタロボティクス株式会社は浜松倉庫株式会社と共に、自立型自動倉庫「ラピュタASRS」を都田流通センターの2期棟に導入することを発表しました。この新たな倉庫システムは、物流業界における柔軟性と効率性を高めるために設計されています。
導入背景とニーズ
近年、物流業界は人手不足が深刻化し、作業効率を向上させる必要性が増しています。特に、医療機器や精密機器に関わる業界では、より正確な管理やBCP(事業継続計画)の対応が求められており、従来の方法では対応しきれない多様なニーズがあります。そのため、浜松倉庫は倉庫運営の革新を図り、「未来型物流拠点」の構築を進めています。
「ラピュタASRS」の魅力
「ラピュタASRS」は、物理的な柔軟性に加え、ソフトウェアによる運用の柔軟性が大きな特徴です。このシステムは、変化するオペレーションや将来の業務変化にも迅速に対応できることが評価され、浜松倉庫での採用が決まりました。従来の自動倉庫の評価にとどまらず、運用面でも新たな可能性を提供する点が採用の決め手となりました。
採用の決め手
浜松倉庫の取締役で営業デジタル推進本部長の伊藤浩嗣氏は、倉庫業務においては効率的な業務改革が必要であると語っています。「ラピュタASRS」はその自在性とソフトウェア制御による多様な運用パターンへの対応力が評価されました。物流2024年問題を背景に、ドライバーの負担を軽減することが求められる中、同社はこのシステムによって作業の標準化や教育時間の短縮、作業負担の軽減を図っていきます。
企業のビジョン
浜松倉庫は、効率的かつ持続可能な物流体制の構築に向けた取り組みを進めており,これに「ラピュタASRS」を活用し、物流の多様な課題解決に努める考えです。同社の邁進する姿勢が、造成する変革を象徴しています。
企業紹介
浜松倉庫株式会社
- - 所在地: 静岡県浜松市中央区中央三丁目8番35号
- - 代表者: 代表取締役社長 中山 彰人
- - 事業内容: 倉庫業、通運業、貨物自動車運送業、不動産賃貸、レストラン事業
- - URL: 浜松倉庫公式サイト
ラピュタロボティクス株式会社
2019年に設立されたラピュタロボティクスは、スイスのチューリッヒ工科大学が発祥のベンチャー企業で、「ロボットを便利で身近に」というビジョンを掲げています。次世代のクラウドロボティクスプラットフォームの開発やロボットソリューションの導入を行い、世界中の顧客に向けて多様なサービスを提供しています。
結論
今回の「ラピュタASRS」の導入は、浜松倉庫にとって物流業界の新たなレベルを開く一歩であり、今後の展開に注目が集まります。これにより、より効率的で持続可能な物流システムが実現されることが期待されます。今後の進展に期待しましょう。